【国際関係学部】英語と韓国語で国際関係学を学ぶ!思い出の地釜山での留学体験記
2025.02.20

学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。
今回は、韓国の釜慶大学校への交換留学を終えた、国際関係学部3年次 角方 ほのかさんに話を聞きました。
なぜ留学先に釜慶大学校を選びましたか?
高校生の時に釜山にある高校との交流プログラムに参加した経験があり、思い出の地である釜山で再び学びたいと思ったため、釜慶大学校を選びました。この高校時代の経験は韓国語を勉強するきっかけとなり、韓国語の実力が上がるにつれて、「今度は大学生として釜山で学びたい」と思うようになりました。さらに、釜慶大学校にはその時に知り合った友人も数人いるため、安心して留学生活を送れるのではないかと感じたことも大きな理由です。




留学期間のスケジュールを教えてください
2024年2月27日 | 釜山到着 |
3月4日 | 春学期開始 |
6月13日 | 春学期終了 |
6月18日 | 春学期 交換留学生クロージングセレモニー |
9月2日 | 秋学期開始 |
12月12日 | 秋学期終了 |
12月13日 | 秋学期 交換留学生クロージングセレモニー |
2025年1月30日 | 帰国 |



留学先で履修した授業科目や授業の様子を教えてください
春学期・秋学期ともに、英語で行われる授業と、韓国語で日韓関係や韓国の政治・社会・文化を学ぶ授業を履修しました。英語で行われる授業では、貧困・公共外交・FTAと地域統合など、国際関係をさまざまな分野から学びました。議論や発表をする機会もありましたが、ヨーロッパやアメリカから来た留学生も多く、授業についていくのに苦労しました。貧困の授業ではオランダ人の友人ができ、その友人にテスト勉強や発表練習を手伝ってもらいました。
そして、韓国語で聞いた授業の中では印象に残っている授業が2つあります。1つ目は、「日本時事問題」という授業です。授業では、日韓関係について幅広いトピックが扱われましたが、日韓間の問題を韓国の視点から学ぶことができました。授業中に教授から学生に対してたくさん質問がされるのですが、私はクラスでたった1人の日本人ということもあり、毎回日本の立場としての意見を求められました。自分の国のことであるにもかかわらず、私の知識不足で上手く答えられないこともあり、自国の歴史や外交についてもっと深く知る必要があると痛感しました。
2つ目は、「日本の政治と対外政策」という授業です。この授業では、何十年も続く自民党一強体制について、韓国の政治体制と比較して考えたり、第二次世界大戦中に韓国が日本から受けた扱いについて学びました。また、韓国の学生との議論を通じて、自分とは異なる政治観や歴史観に触れることができたのも良い経験でした。日本ではあまり意識してこなかった視点から政治や歴史を見つめ直すことで、留学前と比べて自分の考えをより深めることができたと感じています。
そして、韓国語で聞いた授業の中では印象に残っている授業が2つあります。1つ目は、「日本時事問題」という授業です。授業では、日韓関係について幅広いトピックが扱われましたが、日韓間の問題を韓国の視点から学ぶことができました。授業中に教授から学生に対してたくさん質問がされるのですが、私はクラスでたった1人の日本人ということもあり、毎回日本の立場としての意見を求められました。自分の国のことであるにもかかわらず、私の知識不足で上手く答えられないこともあり、自国の歴史や外交についてもっと深く知る必要があると痛感しました。
2つ目は、「日本の政治と対外政策」という授業です。この授業では、何十年も続く自民党一強体制について、韓国の政治体制と比較して考えたり、第二次世界大戦中に韓国が日本から受けた扱いについて学びました。また、韓国の学生との議論を通じて、自分とは異なる政治観や歴史観に触れることができたのも良い経験でした。日本ではあまり意識してこなかった視点から政治や歴史を見つめ直すことで、留学前と比べて自分の考えをより深めることができたと感じています。


留学期間で心に残っているエピソードを教えてください
韓国語で授業を聞いたり、大学の図書館で勉強したり、韓国の学祭を体験できたり、韓国で1人の大学生として過ごした時間も全て新鮮で楽しかったですが、留学を通して出会ったたくさんの友達とその友達との思い出は、一生私の心に残り続けると思います。韓国人の友達だけでなく、さまざまな国の友達や、日本の中でも北海道から沖縄まで、住む地域や年齢、性別も異なるたくさんの人々と出会い、一生仲良くしたいと思える友達ができました。留学中に困った時には助けてもらい、みんなが私に良くしてくれたことに感謝しています。ルームメイトと深夜にチキンを出前して食べたり、テストが終わった記念にみんなでお酒を飲みに行ったり、遠くに遊びに行ったり、すべてが良い思い出です。韓国で出会った友達のおかげで、私の留学は充実した時間になりました。




留学前に立てた目標は、留学中に達成できましたか
私は留学前に、①「韓国から見た日韓関係・日本を学ぶこと」、②「TOPIK(韓国語能力試験)の最高級である6級に合格すること」という2つの目標を立てました。
①「韓国から見た日韓関係・日本を学ぶこと」については、半分程度は達成できたと思います。講義や韓国の学生との議論を通し、異なる視点と考え方に直接触れることができました。しかし、議論の中で自分の知識不足を痛感する場面も多く、自分の意見を持ちながらもその根拠を完璧に説明できたり、相手の立場を理解する力がまだ不十分だと感じました。
②「TOPIK(韓国語能力試験)の最高級である6級に合格すること」については、留学中に韓国で試験を受け、6級を取得することができました。
どちらの目標も、留学が終わったから、達成できたからといって学ぶことをやめるのではなく、留学での経験を生かしてこれからも自主的に勉強を続けていきたいです。
①「韓国から見た日韓関係・日本を学ぶこと」については、半分程度は達成できたと思います。講義や韓国の学生との議論を通し、異なる視点と考え方に直接触れることができました。しかし、議論の中で自分の知識不足を痛感する場面も多く、自分の意見を持ちながらもその根拠を完璧に説明できたり、相手の立場を理解する力がまだ不十分だと感じました。
②「TOPIK(韓国語能力試験)の最高級である6級に合格すること」については、留学中に韓国で試験を受け、6級を取得することができました。
どちらの目標も、留学が終わったから、達成できたからといって学ぶことをやめるのではなく、留学での経験を生かしてこれからも自主的に勉強を続けていきたいです。



今後の抱負や、帰国後新しくチャレンジしていることを教えてください
今後の抱負は、興味を持ったことには迷わず挑戦し、新しい環境に飛び込んでみるということです。高校生の時に参加した日韓交流プログラム、そして今回の交換留学。すべて最初は小さな興味から始まり、最終的に留学という大きな経験へと繋がりました。決して簡単ではなかった韓国語での授業、留学しなければ出会えなかったであろう沢山の友達、毎日韓国語を使うおかげで伸びた語学力。たった1年の釜山生活でしたが、私の人生の大切な一部となりました。
これは留学だけでなく、趣味や勉強、仕事など、全てに共通していると思います。興味があるならとりあえずやってみる。新しいことに挑戦することは自分の世界を広げ、新たな出会いと知識をもたらし、自分自身を成長させてくれるはずです。
「あの時やっておけば良かった」と後悔しないように、まずは行動しなければ何も得られないし、挑戦しなかったことこそが、後で1番大きな後悔になるということを留学を通して実感しました。
これは留学だけでなく、趣味や勉強、仕事など、全てに共通していると思います。興味があるならとりあえずやってみる。新しいことに挑戦することは自分の世界を広げ、新たな出会いと知識をもたらし、自分自身を成長させてくれるはずです。
「あの時やっておけば良かった」と後悔しないように、まずは行動しなければ何も得られないし、挑戦しなかったことこそが、後で1番大きな後悔になるということを留学を通して実感しました。



これから留学を考えている皆さんへメッセージ、アドバイスをお願いします!
住み慣れた日本を離れて他国へ留学することは、勇気のいることだと思います。いざ留学が始まると、言葉の壁にぶつかったり、自分が当たり前だと思っていた価値観が通用しなかったりして疲れることもあります。しかし、そのたびにそれを受け入れて、対処できるようになることが皆さんを成長させてくれるはずです。新しい環境で出会った人々や、学んだこと、そこで生活したという経験はすべて新鮮で、人生の中でかけがえのない時間になります。留学は、自分が今までいた環境を抜け出し、新しい場所で頑張れる機会です。大学はその機会を提供してくれるので、少しでも興味があるなら挑戦して、自分の世界を広げてみてください。

