【国際関係学部】持続可能なビジネスを学び、途上国の発展に貢献するーリヨンカトリック大学 での留学体験

2025.02.10

学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。

今回は、フランスのリヨンカトリック大学への交換留学を終えた、国際関係学部3年次 古川 園夏さんに話を聞きました。

なぜ留学先にリヨンカトリック大学を選びましたか?

途上国の発展において、自身の関われる形がビジネスだと感じた事がビジネススクールのあるリヨンカトリック大学を選んだきっかけです。持続可能性や人権保護といった考えが先行する欧州で、また、フランス国民として個人を認識し多文化を受け入れるフランスにてその実態を体感してみたいと感じたのも一つの理由です。
リヨンから2時間で見れるエッフェル塔
リヨン ベルクール広場近く

留学期間のスケジュールを教えてください


2024年8月29日 リヨン到着
9月2日 オリエンテーション
1st Semester開始
10月26日~11月6日 Semester Break 
12月10 授業終了
12月11日~18日 テスト期間
12月19日 1st Semester終了
2025年1月20日 帰国
ウェルカムパーティーにて

留学先で履修した授業科目や授業の様子を教えてください

私は留学先でInternational business negotiation, Consumer behavior, Purchasing and supplychain management,
Fundamental principles of CSRといった科目を受講しました。中でも、Fundamental principles of CSRでは私が学びたかった持続可能なビジネスについて触れる事ができる科目だったので強く印象に残っています。この科目では、CSRの起源や具体的な事例、ケーススタディを用いたグループプレゼン、CSRの将来性、海外からの日本企業に対する印象を学べ、日本では考えもしなかったことを考えさせられました。私の所属したESDESでは分かりやすい英語を用いてくれるためついて行けない等の心配も無く、周りの学生も助けてくれるので授業を楽しく受けることができました。
公園でピクニックイベント

留学期間で心に残っているエピソードを教えてください

アジア圏外で長く生活することが初めてだったため、マイノリティとして生活する日々の全てが新鮮で心に残るものばかりでした。言語や景色、文化の違いに感動することは勿論ですが、ただ歩いているだけでも心無い言葉を言われることや、日本では当たり前に存在していたものがなかったりだとか、日本外にいるからこそある多くの手続きだとか、様々な事が滅多に体験できるものではないので印象に残っています。それと同時に、故郷を離れて生活したからこそ見えてくる日本の素晴らしさと改善の余地を実感しました。留学期間を通して得られた視点が、今後の国際関係学を学ぶ上で非常に役立つと確信しています。
ルーブル美術館
コルマールのクリスマスマーケット

留学前に立てた目標は、留学中に達成できましたか

ビジネス基礎を学びつつ持続可能性を見出すこと、多文化環境で多角的な視点を身に付けることを目標に掲げていました。シラバスのみでは内容を予測しきれなかったことから、ビジネスの持続可能性については期待していた学びを得ることができませんでしたが、基礎知識は予想以上の学びを得ることができました。またフランスでは、アジア人が少なかったこともありマイノリティとしての感情や体験をし、新たな国際関係学を見る視点が身に付いたと思います。
ファラウェルパーティ
寮の子と食べたフランス式朝ごはん

今後の抱負や、帰国後新しくチャレンジしていることを教えてください

留学中にビジネス論の基礎を築くことができたので、今度は達成しきれなかった目標である持続可能なビジネスについて学んでいきたいと考えています。卒業論文でもビジネスと社会の関係について研究する予定なので、留学中に学んだことを生かしつつより良いものを作れる様に努めるつもりです。抽象的な目標ですが、将来的にはビジネスを通して開発途上国の発展に寄与できる人材になれればと思っています。また、留学中に色々な場所を巡って新たな発見を得ていたので日本国内でも、まだ足を延ばしたことの無い土地へと行ってみたいなと考えています。
マルセイユ旅行
3人でグルノーブル旅行
アヌシー一人旅

これから留学を考えている皆さんへメッセージ、アドバイスをお願いします!

どんなに嫌なことでも、辛いことでも、命さえ無事に1日を終えられれば良い経験と思える様になったのが私の留学での大きな学びです。人生の中で今日が一回しか無いならできるだけ多く楽しんだ人勝ちです。後悔がなるべく少なくなるように、迷っているなら挑戦することを強くおすすめします。私の留学は決して楽しいことばかりではありませんでした。それでも、十分満足してますし過去に戻ってもまた、挑戦したいと思えるくらいかけがえのない経験でした。留学期間中は大学の授業以外でも日常生活やちょっとした遠出ですら日本とは違い多くの発見や学びがあり毎日が楽しかったです。大学生活の思い出にも、ぜひ挑戦してみてください。
FRで出会ったタイバディとリヨンで再会
ベルクール広場近くの星の王子様像
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