【文化学部】2024年度「観光文化学PBL2」最終報告会を開催しました!
2025.01.21
文化学部では、専門教育科目として「観光文化学PBL2」を開講し、観光文化に関する企業や団体が抱える課題の解決に取り組み、実社会において必要とされる能力を醸成しています。
1月15日、「観光文化学PBL2」の最終報告会が開催され、当日は、課題提供機関である京都伝統産業ミュージアムの八田 誠治氏と公益社団法人京都府観光連盟の四辻 清美氏に出席いただきました。
京都伝統産業ミュージアムクラスでは、「チームおりん」の4人が「京都の伝統工芸である京仏具の『おりん』の用途開発について」という課題に取り組みました。同チームは佐波理製おりんの音を録音・編集して制作した目覚まし音やエレベーターの到着音、コールセンターの保留音などの具体的な活用例を提示しました。発表を通じて、日常生活におけるおりんの音の新たな用途とその可能性を提案しました。
京都府観光連盟クラスでは、「目的地+ひと足延ばしで更に満足度を上げる 京都府内の周遊観光」という課題に対して、「チームねいちゃー」と「チームスタジアム」の2チーム(各4人)が発表を行いました。「チームねいちゃー」は、亀岡市のバルーンフェスティバルに着目し、現状の課題を分析した上で、地域資源を活用した周遊観光の促進案を提案しました。一方、「チームスタジアム」は、亀岡運動公園やサンガスタジアムを活用した音楽フェスの開催を通じて、亀岡市内の観光促進や宿泊者数の増加を目指す提案を行いました。
出席いただいたお二方からは、受講生たちの半年間にわたる努力や成長に対して、温かい労いの言葉を頂戴しました。また、以下のコメントもいただきました。
- 中間報告会(2024年11月20日)の時は少し心配だったが、最終報告会の内容は格段に良くなっていた。短期間で見事に改善されていた。
- エレベーターの音やコールセンターの保留音など、ユニークで実用的な提案がなされていた。
- 地域住民と観光客の両者が楽しめる提案ができていて良かった。
- 地域資源の活用や環境教育といった、亀岡市のPRに繋がるアイデアが盛り込まれていた点が素晴らしかった。
報告会終了後、受講生たちからは以下のコメントが寄せられました。
- 限られた時間の中で他のメンバーと意思疎通を図りながら共同作業することの難しさと大切さを学んだ。
- チーム活動を通じて、自分の役割を果たすだけでなく、周囲に気を配り、全体のレベルを向上させるという意識が以前よりも強くなった。
- 自分の考えを上手く言語化できず、周囲に迷惑をかけてしまったが、自分の弱みを明確化できたため、今後改善していきたい。
- 学外の方々との連絡や日程調整を行うことが多かったため、電話のかけ方やメールの書き方、議事録の作成方法など、ビジネスマナーを改めて学ぶ良い機会となった。




2025年度に創立60周年を迎える京都産業大学では、2026年4月、文化学部を2学科から3学科に充実させ、大学・教学改革をさらに進めます。