【経営学部】赤字を黒字にした魔法の戦略とは?鳥貴族KOREA CEOの筒井 信人氏が講義
2025.01.06
本学のイノベーションセンターでは、起業家として活躍されている方を講師として招き、起業に関する経験談をお話いただく「SHIFTトークイベント」を実施しています。
今回は、「『ピンチがチャンスに変わる生き方』 年間6,000万円の赤字を黒字化にする魔法の戦略〜韓国編〜」をテーマに、鳥貴族KOREA CEOの筒井 信人氏(2004年 本学 経営学部卒)が講義をされました。その様子を取材しました。
(マネスタ・学生ライター 経営学部2年次 木村 優香)

筒井氏は本学の経営学部を卒業後、株式会社トリドールホールディングスに入社し、ケニアと韓国でビジネスを成功させ、現在は、鳥貴族KOREAの最高経営責任者(CEO)を務められています。
筒井氏は前職でケニアでテリヤキチキンをヒットさせた後、韓国で丸亀製麺を含めた飲食店の赤字を回復するために、さまざまな改革を行いました。例えば、新メニュー考案の権限を本部から店舗に移して店長がメニューを考案できるようにし、成功を収めました。この経験から筒井氏は、「枠の外に答えがあると分かった」と話され、この改革の他にもピンチがチャンスになる「魔法の戦略」について詳しく解説されました。
筒井氏は前職でケニアでテリヤキチキンをヒットさせた後、韓国で丸亀製麺を含めた飲食店の赤字を回復するために、さまざまな改革を行いました。例えば、新メニュー考案の権限を本部から店舗に移して店長がメニューを考案できるようにし、成功を収めました。この経験から筒井氏は、「枠の外に答えがあると分かった」と話され、この改革の他にもピンチがチャンスになる「魔法の戦略」について詳しく解説されました。

年間6,000万円の赤字を黒字にした「魔法の戦略」とは?
T-DAYを作る
大雪の日に社員を連れてスノーボードに行くなど、仕事だけではなく遊ぶ日を設けました。
ハッピーフライデーを作る
韓国では、上司が帰らないと部下も帰らないというトップダウンが激しかったため、毎週金曜日は社員全員が15:00に退勤するというルールを作りました。
ホテルで会議を行う
社員に一流の空間でクリエイティブな考え方をして欲しいと考え、習慣会議を行う場所を本社だけではなく、ホテルのラウンジで行うようにしました。
フルマラソンに参加する
「やったことないことをやってみよう」と考え、フルマラソンに参加しました。マラソンの苦楽の繰り返しは、売上が上がったと思ったら下がるという状況に似ており、筒井氏はこのような状況を「上がるための沈むチャンス」と話されました。最初は筒井氏だけが参加していたマラソンでしたが、現在は約30人の社員が参加されています。
社員旅行を行う
社員に社員旅行で行きたい国を訊ねると、「本社がある日本に行きたい」と答えたため、「それを実現するためには今、どうするべきか」と問いかけ、社員が主体的に動けるようにしました。
忘年会を行う
社員に忘年会でダンスをしようと提案したところ、最初はやる気がなかった社員たちもデットラインが近づくにつれて、やる気を出し始めたそうです。これもトップダウンをやめるための戦略だったと話されました。
筒井氏はどうやったら社員が主体的に動けるかを考えて、この「魔法の戦略」を実行し、年間6,000万円の赤字を黒字にしたと話されました。また、この「魔法の戦略」から「まずは自分が楽しむこと」と「人に楽しさを味わってもらうこと」の大切さに気付いたと話されました。
受講者は真剣な眼差しで筒井氏のお話を聞いていました。今回のトークイベントを取材して、筒井氏の「枠の外に答えがある」という言葉が印象的でした。この言葉は、社会人だけではなく、学生にとっても重要になる言葉です。また、筒井氏が行った改革や「魔法の戦略」は説得力があり、とても貴重な時間になりました。
受講者は真剣な眼差しで筒井氏のお話を聞いていました。今回のトークイベントを取材して、筒井氏の「枠の外に答えがある」という言葉が印象的でした。この言葉は、社会人だけではなく、学生にとっても重要になる言葉です。また、筒井氏が行った改革や「魔法の戦略」は説得力があり、とても貴重な時間になりました。
