【経済学部】菅原ゼミが福井県敦賀市役所を訪問

2025.03.26

プレゼンテーションの様子
経済学部菅原ゼミ(演習Ⅰ)では、「わがまち紹介」と称して、学生が自身にゆかりのある地方自治体の人口構造、産業構造、財政状況を調べ発表しています。そして、その学外実習として、発表された自治体の中から学生の投票により選んだ自治体を実際に訪問し、自治体職員の方々などとの意見交換を通じて、その地域の課題や自治体の政策に関する知見を深めています。 

今回(3月11日[火]・12日[水])は、福井県敦賀市役所を訪問しました。当日は、ご対応いただいた政策推進課、まちづくり推進課、人口減少対策室、子育て政策課の方々の前で、学生からは、「わがまち紹介」で学修した統計指標(社会増減率、産業別就業者比率など)を用いて敦賀市の特徴と課題を発表し、中高生向けに敦賀市内の産業・企業を知るためのインターンシッププログラムを開催することでUターン就職を促進しようとする案をはじめ、第1次産業従業者比率の回復を狙った漁業塾による人材育成策や、若者向けの観光と娯楽に重点を置いた金ケ崎地区再開発プランを提案しました。それを受けて、職員の方々からは、学生の提案に関連する敦賀市の各施策のほか、原発停止後の敦賀市産業の状況や北陸新幹線延伸の効果についてご解説いただきました。また、学生に対して、敦賀市の印象、Uターン就職の是非(特に下宿生)などについての質問があり、通勤の利便性や就職先の多様性、娯楽施設充実の方向性などについて意見交換しました。

敦賀市ホームページ


学生からは、敦賀市の観光施策や職住近接のまちづくり施策のほか、地方公務員の仕事内容などについての質問もあり、地域活性化施策だけでなく職業観に関する意見交換も行われました。市役所訪問後には、実際にプレゼテーションで取り上げた金ケ崎地区を散策し、赤レンガ倉庫等を見学しました。
質疑応答の様子①
質疑応答の様子②
集合写真
金ケ崎地区の散策

参加学生の声(抜粋)

  • 市民生活の最前線に立っておられる市役所の方々に実際にお会いして目の前でプレゼンテーションをする、そしてその準備の過程、その後のお互いの将来を考えながら意見をぶつけ合う。全てが素晴らしい経験となりました。この経験をこれからのゼミの活動、そして自分の将来に繋げられるようにしたいと思います。
  • 市役所訪問を通して、地元民として、私が1番身近に感じられたのかと思いました。長年敦賀市に住んでいて観光というよりは、住みやすい場所のイメージが強く、車は必須ですが住むのにはとても便利な街だと改めて感じました。Uターン、Iターンの話題が出ましたが、小学生や中学生向けのお仕事体験を私も中学生の頃に実際に経験したことがあるのですが、高校生になると今後の進路についても考える時期になるので、高校生向けにも何かそのようなものがあると将来Uターンしたいと思う気持ちが強まるのではと考えました。
  • 敦賀市の方からの質問の中に、「車で20分か、電車で1時間か、どちらが良いか」という話題がありました。その問いを聞いたとき、自分の価値観によって住みたい場所の選択が変わることに改めて気づかされました。それと同時に、地元に人を定着させることの難しさについても考えさせられました。
  • プレゼンテーションはとても緊張しましたが、嬉しいコメントをいただき大変うれしかったです。敦賀市はまだまだ魅力が発信されていないだけで、良い所がたくさんある場所だと今回感じました。雪が積もっていることも、私も他のゼミ生も嬉しくてとても魅力的でした。自然が豊かで素敵なところでした。また行きたいです。
  • 個人的には公務員志望ではないのですが、公的機関ではありますが1つの組織体としてとらえたときに、人材的に必要なのはどんな人なのかとか、企画する際には何に重点をおいているのかといったことを、訪問の際に質問できたのでいい経験値になりました。
  • 敦賀市役所の方々のお話を聞いて、私たちが知らないだけで、敦賀市にはたくさんの魅力があり、市役所の方々は敦賀市をより良くしていくための計画を多くたてられていると知ることができました。私自身就職先は出身である大阪で考えていましたが、敦賀市などの地方も視野に入れてみようと思いました。
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