【国際関係学部】マレーシアで持続可能な開発を学ぶ現地研修(国際キャリア開発リサーチB)に参加しました!



2024.10.30

2024年8月25日から9月7日までの2週間、私たちは、持続可能な開発について学ぶため、専門教育科目「国際キャリア開発リサーチ(CDR)-B」の現地研修でマレーシア・ペナンに行きました。このプログラムは、環境や社会問題に対する理解を深めるとともに、異文化交流を通じてグローバルな視点を養うことを目的としたものです。
(国際関係学部3年次 林 莉奈、垣内 菜甫、立石 結菜、田中 日向)
プログラム初日、私たちはペナンの歴史や多文化社会について学びました。講師の方々から、ペナンがどのように発展してきたのか、そしてマレー系、中華系、インド系など多様な文化が共存している背景を教わり、街の成り立ちを理解する貴重な機会となりました。その後、ジョージタウンを散策し、壁画や歴史的な建物を通して、現地の多様な文化がどのように息づいているかを実際に感じることができました。特に、異なる文化が共存している景色は新鮮で、私たちにとって刺激的な体験でした。

次の日からは、環境問題に関連するフィールドワークが本格的に始まりました。私たちはまず、地元の漁村を訪れ、水産業について学びました。地元の漁師さんからは、どのように魚資源を管理しながら生計を立てているのか、そして環境に配慮した持続可能な方法について教えていただきました。その後、森林保護活動についても学び、自然を守ることの重要性を実感しました。日本にいると、環境問題を遠い話のように感じがちですが、ここでは日常の中で環境への意識が高く、非常に印象に残りました。

中盤には、私たちは現地のホストファミリーと生活を共にしました。最初は不安もありましたが、家族の皆さんがとても温かく迎えてくださり、すぐに打ち解けることができました。ホストファミリーとの食事や日常の会話を通じて、現地の生活スタイルや価値観に触れることができ、異なる文化に対する理解を深める良い機会となりました。ホストファミリーの優しさに触れることで、自分自身の文化との違いだけでなく、共通点も見つけることができ、異文化理解がさらに進んだ気がします。


研修の後半には、地元の環境保護団体「PIFWA」と協力し、マングローブ植林活動にも参加しました。マングローブが生態系や土壌保護、そして魚類の生息地として果たす重要な役割について学び、実際に自分たちの手で植林を行うことで、環境保護への貢献を実感しました。植林は思ったよりも体力を使いましたが、終えた後には達成感があり、仲間たちと一緒に貴重な経験を共有できたことが嬉しかったです。

この研修を通じて、私たちは持続可能な社会の実現に向けた具体的な課題を知り、環境や社会問題に対する意識が大きく変わりました。帰国後は、ここで学んだことを生かし、日本でも持続可能な生活スタイルを目指すとともに、社会に貢献できる活動に参加していきたいと思っています。今回の経験は、私たちがグローバルな視野を持ち、地球規模の課題に積極的に取り組むきっかけとなりました。
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