【国際関係学部】意外と知らない?ポーランドは日本文化が大人気だった!-多様な文化と人々に触れたヨーロッパ留学
2024.08.23

学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。
今回は、ポーランドの国立アダムミツキェヴィチ大学への交換留学を終えた、国際関係学部4年次 松田 玲奈さんに話を聞きました。
留学中のインタビュー記事については、こちら
なぜ留学先に国立アダムミツキェヴィチ大学を選びましたか?
大学入学当初から、長期留学に挑戦したいと考えていました。国際関係学部の授業や海外フィールド・リサーチを通して、多文化社会について海外で深く学びたいと思うようになりました。そこで、ヨーロッパは地域が密接しているため、人の移動が活発で他の国の文化も観て比較することができると考えヨーロッパへの長期留学を決めました。アダムミツキェヴィチ大学(以下、AMU)には、 異文化寛容や移民についての授業など興味のある科目が多かったことや他のヨーロッパの国に比べ物価も安かったため、最終的にポーランドへの留学を選択しました。

留学期間のスケジュールを教えてください
2023年9月29日 | ポズナン到着 |
10月1日~2024年2月4日 | Fall / Winter semester |
10月2日 | オリエンテーション |
10月2日~13日 | 履修登録 |
10月9日 | 授業開始 |
12月22日~2024年1月7日 | Winter holidays |
2月5日~18日 | テスト期間(履修科目による) |
2月19日~25日 | 休み |
2月26日~6月23日 | Spring / Summer semester |
2月26日~3月8日 | 履修登録 |
3月28日~4月2日 | Spring break |
6月24日~7月7日 | テスト期間 |
7月11日 | 帰国 |

留学先で履修した授業科目や授業の様子を教えてください
主に移民や人種差別、多文化主義についての授業を履修していました。ほとんどの授業でプレゼンテーションやリーディング、エッセイがありました。毎週、予習課題としてリーディングが出されるのですが、量が多く内容も難しいので大変でした。授業中は、ディスカッション形式で行われるものが多く、学生たちは積極的に参加し、発言しているので多様な意見を吸収できました。また、先生方もとても親切で、わからないことがあれば親身になって教えてくれました。
英語開講科目とは別に、ポーランド語の授業も履修しました。ポーランド語の授業は初級、中級、上級と別れており、自身のレベルに合わせて選択できます。授業はポーランド語で進められますが、英語でも説明してもらえるので安心して受講することができました。テストは一学期に三回ほどありました。また、授業はAMUの学生だけでなく、ポーランドに移住してきた外国人も聴講生としてポーランド語を受講していたので、AMUの学生以外とも交流を持つことができました。
英語開講科目とは別に、ポーランド語の授業も履修しました。ポーランド語の授業は初級、中級、上級と別れており、自身のレベルに合わせて選択できます。授業はポーランド語で進められますが、英語でも説明してもらえるので安心して受講することができました。テストは一学期に三回ほどありました。また、授業はAMUの学生だけでなく、ポーランドに移住してきた外国人も聴講生としてポーランド語を受講していたので、AMUの学生以外とも交流を持つことができました。


留学期間で心に残っているエピソードを教えてください
クラクフへの旅行についてお話しします。クラクフは日本で例えると京都と言われています。そのため、街並みは他のポーランドの地域とは異なり、少し古典的な印象を受けました。オールドタウンから離れた場所には多くのユダヤ人が住んでおり、そこもまた中心部とは少し異なる雰囲気がありました。
クラクフには日本美術技術博物館(日本の漫画や絵画、伝統文化を展示する博物館)もあり、私が訪問した際にはジブリの『魔女の宅急便』や高崎短期藝術大学との共同作品が展示されていました。他にも、短冊や版画で絵葉書を作るコーナーなどもありました。平日にもかかわらず多くのお客さんが訪れ、博物館のグッズや日本食店も人気があり、日本の人気を改めて感じました。
また、クラクフの中心部から少し離れたところにはアウシュヴィッツ収容所があります。留学前から絶対に訪れたいと思っていたため、実際に訪れることができ、感慨深いものがありました。クラクフは街の中でも場所によって景観が大きく異なり、散策していてとても面白い街だという印象が残っています。
クラクフには日本美術技術博物館(日本の漫画や絵画、伝統文化を展示する博物館)もあり、私が訪問した際にはジブリの『魔女の宅急便』や高崎短期藝術大学との共同作品が展示されていました。他にも、短冊や版画で絵葉書を作るコーナーなどもありました。平日にもかかわらず多くのお客さんが訪れ、博物館のグッズや日本食店も人気があり、日本の人気を改めて感じました。
また、クラクフの中心部から少し離れたところにはアウシュヴィッツ収容所があります。留学前から絶対に訪れたいと思っていたため、実際に訪れることができ、感慨深いものがありました。クラクフは街の中でも場所によって景観が大きく異なり、散策していてとても面白い街だという印象が残っています。


留学前に立てた目標は、留学中に達成できましたか
私は、今回の留学で文化や人の移動に学びたいと強く思っていました。その為に、現地の人とだけでなく他の留学生との交流を持とうと試みました。授業やプライベートで多くの学生とかかわる中で、それぞれの国が持つ文化や習慣の違いを感じることができただけでなく、新しい価値観や物の見方も習得できたのではないかなと思います。

今後の抱負や、帰国後新しくチャレンジしていることを教えてください
今後は、留学で得た知見や広げた視野を生かし卒業論文に尽力していきたいと思っています。正直なところ、まだ卒業論文のテーマが明確には定まっていないので、留学中の授業で学んだことを参考に進めていきたいと思います。また、留学中に仲良くなった友達の国にも実際に訪れてみたいと考えています。ヨーロッパの国だけでなくアフリカやアメリカ、カザフスタンなどさまざまな国の魅力をたくさん教えてもらったので、近い将来お金を貯めて各国を回りたいです!



これから留学を考えている皆さんへメッセージ、アドバイスをお願いします!
私は留学に来て自分は強くなったなと思うことが沢山あります。私自身行く前はそれほど不安もなく楽しみな気持ちがとても強かったです。しかし、留学中は文化の違いや手続きがうまくいかないなどのトラブルも多々あり、日本の友達と会いたい、帰りたいと思うことがありました。けれど、自分でそれを乗り越えたことで成長できたなと考えています。また、留学中にできた友達のほとんどは留学に来なかったら繋がれなかった人たちだと思うので、来てよかったなとすごく思います。留学に踏み込むのは少し勇気のいることかもしれません。しかし、留学に行くことで日本では得られない貴重な体験をたくさん経験できたと思います。やらない後悔より、やる後悔という言葉があるように、少しでも、留学に興味があれば勇気をもって挑戦してみてください。人生の中でとても濃い生活を送ることができると思います。応援しています!
