【国際関係学部】世界のビジネスパーソンが多用するデータベース「ユーロモニター Passport」を利用した実践的な授業を行いました!

2024.07.24

2024年7月11日(木)、国際関係学部の「国際経営論Ⅰ」(担当:植原行洋教授)において、ユーロモニターインターナショナルの小林義直氏をゲスト講師にお招きし、実践的な授業を行いました。

(学生ライター 国際関係学部3年次 樋上 智大)


京都産業大学には、ユーロモニターの「Passport」というビジネス戦略の立案・市場動向把握・規模/シェア分析に必要な経済情報を提供する包括的データベースが導入されています。ユーロモニターは世界各地に調査オフィスを設け、企業と協力して信頼性の高い膨大なデータを供給しており、多くの民間や行政機関が同社のPassportを利用しています。大学生にとっても、研究などの学業のみならず就職活動にも役立てることができるPassportの活用方法について、実践的なワークを通してご教授いただきました。

植原教授(左)が講師の小林義直氏(右)を紹介する様子

最初に、小林氏はPassportの使い方を、炭酸飲料におけるアメリカと日本の市場規模やブランドシェア、カンパニーシェアを例に実際にデータを調べながら教えてくださいました。ここで、小林氏はPassportを使用する際に必ず行ってほしいこととして次の二点を紹介しました。
① 調べたデータの定義を確認すること
② データの単位を確認すること

1つ目の定義の確認については、Passportに格納されているデータの量が膨大であるため、データベース内のどのカテゴリに所属しているのかを把握し、そのデータに書かれている定義(内容)を正確に理解する必要があると説明されました。

2つ目については、データの単位が金額や量、ドル建て・現地通貨建てなど様々なタイプがあり、それを正確に理解することが分析の正確性を保つために重要であると強調されました。

実践的なワークとして、G20国々の経済成長率を導き出す課題が出されました。受講生は、最初は慣れない英語のデータベースの操作の難しさに戸惑っていましたが、一度コツをつかむと、その後はスムーズに分析を進めることができました。そのほかのワークでは、アイスクリーム市場における分析を行い、最近の動向についてのレポートを読み、議論を行う学生や、自分の興味のある分野を集中して探している学生など、多くの学生がPassportを熱心に利用していました。

グループワークの様子

この授業を通じて、受講生たちは実際のビジネスデータを使った分析の手法や、その応用を身につけることができました。今後の研究や就職活動に役立つスキルを得ることができたことで、実りある時間を過ごすことができました。
最後に、有意義な講義をしていただいたユーロモニターインターナショナルの小林氏に感謝申し上げます。

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