【国際関係学部】韓国/檀国大学校に留学中の3年次 中野 萌香さんを取材しました!

2024.01.24

学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。

今回は、韓国の檀国大学校に交換留学中の、国際関係学部3年次 中野 萌香さんに話を聞きました。

なぜ留学先に檀国大学校を選びましたか?

当初は日韓関係に関心を持っていましたが、現在は朝鮮半島の葛藤や対立にも関心があります。日本では北朝鮮の政治体制や外交政策について知る機会が少ない反面、檀国大学校では朝鮮半島情勢や国際政治を専門的に学べることを知りました。また、実際に韓国で生活することで国民の本音を聞けるだけでなく、留学終了後も北東アジアの国際政治のあり方を研究する上で大きな力になると考え、多くの政治家を輩出した由緒ある檀国大学校での留学を決意しました。
大学本館 ドラマの撮影地としても登場しました
構内の桜並木 シャトルバスが通行し便利です

留学期間のスケジュールを教えてください

2023年2月21日 韓国到着
2月27日 オリエンテーション
2月28日 課外学習(韓国民俗村)
3月2日 春学期開始
5月16~18日 文化祭
6月16日 春学期終了
9月1日 秋学期開始
12月21日 秋学期終了
学食 朝食は₩1,000で食べられます
※日本円で約111円です

留学先で履修した授業科目や授業の様子を教えてください

前期、後期共に比較政治論や国際レジーム、北朝鮮社会に関連する専攻授業を中心に履修しました。
講義では討論や発表をする機会が多く、生徒たちは疑問点があればすぐに教授に質問するなど積極的に参加しており、多くの刺激を受けました。日本の立場を聞かれることも多く、改めて自国に対する知識不足を痛感しました。韓国語での受講には多少不安もありましたが、友人たちがサポートしてくれたおかげで理解が深まり、仲良くなるきっかけにもなりました。
その他、陶芸の授業も履修し実際にろくろで茶碗などの作品を製作しました。韓国の伝統文化の理解や美術における感性を養うことにつながり、充実した経験になりました。
陶芸の授業で制作した小皿とお茶碗
友達とカフェで勉強を意味する"カゴン(카공)"は日常です

留学してから始めたこと(チャレンジしていること)はありますか?

留学生活の記録を残そうと毎日日記をつけていることです。私は三日坊主になりやすいタイプですが、刺激の多い日々をしっかり覚えておくために留学初日から継続して書き続けています。
また、夏休み期間や時間がある時は寮内にあるジムに通ったり、生活リズムが乱れないよう食事や睡眠時間にも気を付けたりして健康管理を怠らないようにしています。
留学中に毎日書いている日記、 2冊目に突入しました
寮内ジムにて 様々な運動器具があります

留学生活(前半)で心に残っているエピソードを教えてください

どの授業でも一個人の意見ではなく日本社会全体を踏まえてどうなのか問われることが多かったため、上手く答えられず恥ずかしい思いをしたこともありました。時事ニュースは常にチェックしておく必要があると実感しました。その後は出来事だけでなく日本の世論にも注目し、日本の慣習や国民性との関連も踏まえて考えるようになりました。
また5月16日から18日の3日間にわたって開催された大学の文化祭でLE SSERAFIMの公演を最前列で観ることができたことも忘れられない思い出になりました。
他には夏休みに母と妹がソウルに遊びに来て、3人で韓服をレンタルして景福宮に行ったりサムギョプサルを食べたりしました。半年ぶりに家族に会えたことや韓国を案内できたことにも普段とは異なる大きな喜びを感じました。
家族と景福宮にて 韓国ならではの体験ができました

留学生活(後半)の目標を教えてください

学校生活としては残り2週間、帰国までは残り1カ月ほどしか残っていないですが、韓国で出会った友人やお世話になった方々へお礼を伝えたり、やり残したことがないように時間を有効に使って少しでもたくさんの思い出を作りたいと思っています。また、引き続き帰国まで体調管理の徹底にも努めていくつもりです。
キリスト教の礼拝にて アメリカ人留学生の紹介で交流の輪が広がりました

これから留学を考えている皆さんへメッセージ、アドバイスをお願いします!

留学に必要なものは“自信”と“行動力”です。当初は環境の変化に体がついていけず体調を崩したり、自分自身の実力不足にもどかしさを感じたりしましたが、何よりも大事なのは自分を信じて一歩を踏み出すことです。もちろん簡単なことではないですし、それなりの覚悟が必要ですが、行動しなければ現状は何も変わりません。時間も待ってくれません。
また、留学先では出会いや発見がたくさんあります。そしてたくさんの方が応援してくれます。「現地の様子を自分の目で確かめたい」「多角的な視点から物事を捉えられるようになりたい」という強い意志のある方はぜひ留学に挑戦してみてください。
現代アートの展示会にて 展示会が多く開催されています
PAGE TOP