【現代社会学部】「日本社会学会」の設立100周年記念大会を京都産業大学にて開催します!
2024.09.20
1924年に設立された日本社会学会の100周年を記念する大会を2024年11月9日(土)・10日(日)に京都産業大学にて開催します。
日本社会学会は、現在、3,600人を超える会員を擁する日本最大規模の社会学分野の学会です。本学会には現代社会学部の教員を中心とし、本学の教員が多数在籍しています。
このたびの100周年記念大会には、日本全国また海外から大学教員、研究員、大学院生など1,000名以上が参加して、研究発表と学術交流を行います。日本を代表する学会の記念大会を京都産業大学現代社会学部で実施する運びになったことは、本学部が創立7年にして社会学の教育・研究機関として知名度を高めてきた証とも言えるでしょう。
本大会は、本学部の落合恵美子客員教授を大会実行委員長に、現代社会学科の教員12名、健康スポーツ社会学科の教員2名の合計14名から成る実行委員会が準備を進めています。また本学の学生が多くアルバイトとして本学会の運営に関わる予定です。アルバイトはまだ募集をしていますので、希望する学生は以下の大会アルバイトの問い合わせ先にメール連絡をしてください。
大会2日目には創立100周年記念国際シンポジウム「激動する世界における社会学の役割」を開催します。このシンポジウムには、国際社会学会会長のGeoffrey Pleyers氏と東京大学名誉教授の上野千鶴子氏が、コロナ禍と戦争に揺らぐ世界にあって社会学者は何を提案するのかをテーマに講演されます。会場の皆さんとのディスカッションも予定されています。
このシンポジウムは次の通り、一般に無料公開されます。本学の関係者の皆様(在学生・教職員等)の参加を歓迎します。特に学部生、大学院生で関心を持たれた方は、所属する学部等に関係なく、どなたでもご参加ください。
参加希望の方は、こちらのGoogleフォームから申し込んでください。
創立100周年記念国際シンポジウム「激動する世界における社会学の役割」
趣旨
今年、日本社会学会は創立100周年を迎えます。それを記念して「激動する社会における社会学の役割」と題するシンポジウムを開催します。コロナ禍、ロシアによるウククライナ侵攻、イスラエルによるガザ侵攻など、世界は激しく変動しています。このような世界に社会学はどのように関われるのか、このような世界において社会学に期待される役割は何か、という問いに対する答えをシンポジウムで探求していきます。登壇者には国際社会学会会長のGeoffrey Pleyers氏と東京大学名誉教授の上野千鶴子氏をお迎えして、それぞれの視点からシンポジウムのテーマに即した講演をしていただきます。講演の後は50分程度の質疑応答の時間を設けていますので、皆さんからの質問も大歓迎です。知的刺激に満ちたシンポジウムですのでぜひお出でください。
日本社会学会 会長 佐藤嘉倫 理事 森千香子
登壇者紹介
Geoffrey Pleyers氏
国際社会学会会長・ルーヴァン・カトリック大学教授・国立科学研究基金(FNRS)上級フェロー。フランス社会科学高等研究員にて博士号取得。国際社会学会において国際社会学会において長年活躍し、2023年に会長に選出される。
専門は社会運動論。グローバル社会学視座からマクロな社会変動の原動力としての社会運動の分析に取り組んでいる。著書・編著はMovimientos sociales en el siglo XXI. Perspectivas yherramientas analíticas(21世紀の社会運動-視座と分析ツール-)、Alter-Globalization. Becoming Actors in the Global Age(オルターグローバリゼーション-グローバル時代の主体となる-)など多数。
上野千鶴子氏
東京大学名誉教授・認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。京都大学大学院博士課程修了。平安女学院短期大学助教授、京都精華大学助教授、東京大学大学院教授、立命館大学特別招聘教授等を経て現職。 この間にシカゴ大学をはじめ海外の多くの大学で客員研究員、客員教授を務める。専門は女性学、ジェンダー研究。サントリー学芸賞、朝日賞、フィンランド共和国 HÄN HONOURS2を受賞し、2020年にアメリカ芸術科学アカデミー会員に選出される。著書は『近代家族の成立と終焉』、『ナショナリズムとジェンダー』、『おひとりさまの老後』、『こんな世の中に誰がした?-ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために-』など多数。
大会詳細
お問い合わせ先
国際シンポジウム
問い合わせ先:shiotani@cc.kyoto-su.ac.jp (現代社会学部・塩谷)
大会アルバイト
問い合わせ先:shiotani@cc.kyoto-su.ac.jp (現代社会学部・塩谷)