【現代社会学部】鈴木ゼミ生が講師となって鴨川デルタでガイドウォークを実施

2025.01.10

京都産業大学現代社会学部 鈴木ゼミの8人が、2024(令和6)年11月17日(日)に開催されたガイドウォーク「ぶらり京都と森めぐり 鴨川デルタ 水の聖地をめぐる」で講師(ガイド)として説明を行いました。これは、京阪ホールディングス株式会社が京阪沿線の魅力再発見を目的に行っているイベントです。
鈴木ゼミ生は半年をかけて、鴨川と高野川の合流地点である鴨川デルタで史跡調査と、鴨川デルタに来られている方々に滞在時間や目的などのヒアリング調査を行いました。その結果から考察した鴨川デルタ付近の特徴をガイドウォークのコースと説明に組み込みました。説明では、鴨川デルタでのヒアリング結果や賀茂大橋の設計者が武田 五一であること、鯖街道の歴史などの研究成果を伝えました。

京阪出町柳駅から鴨川デルタへの案内と説明
鴨川デルタでの賀茂大橋の説明
本イベントの参加者の募集は京阪沿線の各駅に配架されたチラシで行われ、定員20人のところ、予想をはるかに超える数の応募がありました。そのため、より多くの方に楽しんでもらえるよう急遽2部制(定員40人)に変更し、抽選で参加した37人の方々(当日、数名が欠席)からは、学生ガイドが丁寧に説明されていたなど、96%の方から「よかった」と回答をいただき、好評を博しました。
出町商店街(桝形商店街)の説明
ゼミ生からは、「自分たちも楽しみつつ、皆さんに鴨川デルタの魅力を伝えることのできる良い機会だった」、「参加者の皆さんが興味深そうに話を聞いてくださり、とても嬉しかった」などの声が聞かれました。鈴木ゼミでは、京都の新たな魅力づくりを進めるため水の聖地巡礼の仕組みづくりを目的に、毎年1カ所の「水の聖地」を選定することとしています。2024年11月に鈴木ゼミ5期生が選定した「水の聖地・鴨川デルタ」の魅力を今後も発信していくこととしています。
※鴨川デルタ
鴨川と高野川の合流地点が三角形であることから1990年代から「鴨川デルタ」と呼ばれるようになったとされ、現在はこの名称が定着している。
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