【文化学部】中野ゼミでJR西日本「京都駅」の機能と企業ビジョンを学ぶフィールドワークを行いました!!

2024.07.04

文化学部京都文化学科 中野 宏幸 教授の「京都文化フィールド演習(1年次)」では、6月22日、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)「京都駅」において、京都の玄関口となっている駅の歴史や機能、国内外の旅行者への応接の取組、重点戦略を学ぶフィールドワークを実施しました。京都駅副駅長の三科 正也氏より企業概要と駅の位置づけの説明があり、その後、同社で活躍されている本学卒業生から、営業や内勤・輸送関係などの駅の業務紹介と駅構内の案内をいただきました。あわせて大学での学びの経験談などの説明があり、キャリア形成の観点からも視野を広げました。
京都駅は、JR西日本の管内では、大阪駅に次いで多くの人員が乗降するターミナルです。営業担当の本下 奈緒子氏から、さまざまなツールを活用した輸送の安全・安心確保の取組、顧客サービス向上の施策、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」や「WEST EXPRESS 銀河」などの観光列車について、説明を受けました。
また、2025年の大阪・関西万博を契機とした関西都市圏ブランドの確立などの長期ビジョンについて話を伺いました。 
全体写真
このなかでは、海外からの旅行者に快適に旅行していただくため、多言語での券売機の表記や案内放送、インバウンド専用の案内所やカウンターの設置などを行っていること、またオーバーツーリズム対策としての嵯峨野線の混雑緩和に向けた取組、デジタルサイネージの活用による情報提供の取組などについて話を伺いました。さらに、JR西日本としての多様な働き方の実現、多様な人材が活躍できる体制づくりの取組として、フレックス制や育児・介護のためのさまざまな支援制度などが整備されている旨の説明を受けました。
山陰線ホームをみながら本下氏の説明を聴く学生

学生と本学卒業生との懇談では、活発な質疑応答が行われました。フィールドワーク全般を通じ、学生からは、次のような声が聞かれました。

  • 社員がやりがいをもって働いている姿が印象的だった。
  • 京都駅では、たくさんの人が見えないところでも働いて、全てがあってこそ成り立っているんだなと強く感じた。
  • JR西日本の方がきめ細かな気遣いや安全のために多くのことをしていることを詳しく知ることができた。多くの人のおかげで、いろいろな場所に移動できることへの感謝を感じた。
  • 京都駅の方々がとても親身に話をし、聞いて下さって、真面目で良い職場なのだなと感じた。このような職場で働いてみたい。
  • 本学の先輩方が大学時代の学びを今生かせていると聞き、自分も学びを生かせるような仕事につきたいと思った。
  • 皆さんの話している姿をみて、誇りを持って仕事をしているのだなと感じた。 
副駅長の三科氏の説明を聴く学生
変化する交流・観光の動向の下、どのように移動とまちづくりの環境を改善・発展させていったらよいか、社会経済活動を支え、イノベーティブに地域の価値を創造する交通インフラの機能にさらに関心を深めていってほしいと思います。
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