【文化学部】笹部ゼミ生が葵祭路頭の儀で「輿丁役」(よちょうやく)を壮麗に務める

2024.05.21

5月15日、文化学部京都文化学科開講の「京都文化演習」(担当:笹部 昌利 准教授)の受講者の中から、男子学生8人が、葵祭路頭の儀に参加しました。

王朝の伝統、風俗を今に伝える葵祭は、上賀茂神社と下鴨神社の例祭で、御所車、勅使、供奉者の衣冠など、全てを葵の葉で飾り、天皇からの使者である勅使が上賀茂、下鴨の両社に参向する道中に行う「路頭の儀」が祭り最大の見どころとなります。文化学部笹部ゼミは、2018年より行列の主役といえる「斎王代」を担ぐ「輿丁役」への参加、奉仕を行っています。

10時30分に、斎王代を乗せた「御腰輿」(およよ)が、禁裏御所清所門を出立しました。
参加学生の緊張した面持ちと立ち振る舞いから、いにしえより続く京の伝統文化を自分たちが動かしているのだという強い自負心が感じられました。12時に下鴨神社に到着。15時30分、斎王代を乗せて、無事、上賀茂神社に到着しました。京都御所から上賀茂神社まで約8キロの道のりを練り歩き、緊張から解かれた学生たちは笑顔がこぼれていました。

今年、輿丁役の代表を務めた大野 大河さん(京都文化学科4年次)は、昨年に引き続き2度目の参加。「何事にも代えがたい貴重な経験」と話し、同じく松本 直大さん(京都文化学科3年次)は、「無事にやり遂げることができてほっとしている」との感想を述べました。

京都御所を出発する斎王代輿丁役の面々
輿丁役を務めた学生たち
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