【経済学部】【法学部】京都産業大学生×京都市役所 新たな行財政改革のためのワークショップを開催
2024.09.12
経済学部の「地方財政論」(担当:菅原宏太教授)の受講生をはじめとする有志学生と、法学部の「2年次演習」「3年次演習」(担当:中井歩教授)の受講生は、7月24日(水)に京都市役所において「行財政改革計画に関するワークショップ」に参加しました。このワークショップは、京都市が次期の「行財政改革計画」の策定にあたって、若者・学生世代の意見を積極的に取り入れることを目指して、財政状況や行財政改革の取り組みについて市の若手職員と学生たちとの対話を重ねる機会として企画・実施されたものです。
まず、京都市の職員の方から財政状況やこれまでの行財政改革の取り組みについて、紹介をいただきました。その後、これまでの改革の取り組みについてどのように評価するのかについて、意見交換をしました。その中では「この事業の見直しはどのような意図から進められたのですか」といった質問や、「市民サービスの維持の観点からはこのような点が気になります」といった意見などが活発に飛び交いました。
ワークショップの後には、市役所の職員の皆さんの執務スペースを見学させていただいたほか、市民にも公開されている屋上や、普段は入ることのできない「正庁の間」を見せていただくなど、貴重な体験をすることもできました。公務員志望の参加者もいたため、その後の若手職員の方々とのフリートークでは、熱心に質問をする学生もいました。
参加した学生の主な感想
- 京都市の財政状況についての課題や、改革の取り組みを知ることができました。また、市役所の中を見学できたのはとても良い機会でした。
- 実際の京都の財政状況を踏まえたグループワークは、同じ学生であっても人によって重視する政策の価値観がさまざまであったことが分かり、非常に有意義だったと思います。
- 市の職員さんから現場で働いている方ならではのお話しを聞くことができたことが1番良かったです。こうした機会がまたあればぜひ参加したいです。
- 京都市の行政について考える機会は今までなかなかありませんでした。今回のワークショップを通じて京都市がどんな取り組みをしていて、何に悩んでいるのかを知れたのでとても良い経験になったと思います。限りある財源の中で取捨選択をしていかなければならず、何に重きを置くのか、どういう将来を見越して行動していくのか、いろいろ考えさせられるとても良い経験でした。
- 普段は入れないような場所に入らせていただいたり、グループディスカッションをしてほかの人の意見を聞き、視野を広げることができたり、とても有意義な時間を過ごすことができました。特に、職員の人から実際の市役所でのお仕事のことや、採用試験のことなど、これからの進路選択に役立つことを聞くことができ、参加してよかったと感じました。
- 京都市の行財政改革計画について理解を深めることができ、また計画について自分で考えることができ有意義な時間となりました。職員の方に不安に思っていることや仕事内容について聞くことができ、京都市についても、公務員の仕事についても、理解を深めることができ、参加して良かったです。