【経営学部】パーソルキャリア株式会社 羽尻 尚広 氏が講義!森口ゼミ生が“働く”について考える

2024.05.27

経営学部 森口 文博助教が担当する、経営学部の演習科目(演習1)は、2024年度に初めて開講するゼミです。経営学の基礎的な内容とアントレプレナーシップ論・経営戦略論をベースに、ゼミ生の関心に応じて、深く学びます。今回は本学の経営学部卒業生であるパーソルキャリア株式会社 羽尻 尚広氏を招き、ゼミ生たちが“働く”について考えました。今回はその様子を取材しました。

(学生ライター 経営学部2年次 井上 貴仁)

授業では、まずゼミ生たちが自身で「社会人になったら、何のために働くのか」や「就職活動に向けて、今何をするべきなのか」という2つの問いについて考えました。森口助教はゼミ生たちに人生のキャリアや、働く意味について社会人の先輩から学んでほしいと考え、今回のゲストによる授業を計画したと説明しました。

ゲストのパーソルキャリア株式会社 羽尻 尚広氏
最初の問いに対して、“バケットリスト”(死ぬまでにやりたいことリスト)を作成し自身について俯瞰的に観察を行いました。ゼミ生たちは改めて自身の欲求や目標を書き出すことにより、客観的に自身を観察する機会となりました。意見交換では、「宇宙に行きたい」や「ショートスリーパーになりたい」、「週休三日で働きたい」など抽象的なものから具体的な考えまで、さまざまな「バケットリスト」が共有されていました。
それぞれの「バケットリスト」を共有
羽尻氏はこのワークから、「社会人になったら何のために働くのか?」について考えてほしいと投げかけ、「働く意味は人それぞれだが、自分が働く意味を理解して、仕事をしないと損をする」と強調しました。羽尻氏も自身のキャリアについて、「これまでの10年間を失敗である」と表現し、「得意不得意や自分が焚きつけられるものを軸にしていなかったことが失敗の原因であり、後悔した」とゼミ生たちに熱く語りかけました。また、「自身の得意分野(好きなこと)と働く目的が明確であれば、この失敗は起こらなかった。ゼミ生の皆さんには私のように失敗をし、後悔をしてほしくない」と語りました。
グループに分かれて意見交換し、深く自己分析を行いました
また、自身を理解し、自分が働く意味を考えるための自己分析手段として「自分史」の作成を行いました。「自分史」とは、自身のこれまでの振り返りを行うことによって自分の性格・価値観を分析する手法です。具体的には小学校から現在の大学まで、「努力したこと」「嬉しかったこと・楽しかったこと」「得意だったこと」「苦手・嫌だったこと」をベースに自身のこれまでのキャリアについて深く掘り下げていきました。
自分自身のキャリアについて深く考える機会となりました

ゼミ生たちはこのワークを通して、普段考えることのない自身のこれまでのキャリアについて、難しい表情を浮かべながらも、自分がどんな人間であるかの気づきを得ていました。最後に羽尻氏は、「職業選択をでは、好きな仕事を選んで欲しい。また自分のやりたいことを見つけて欲しい」とゼミ生を激励しました。

2年次、3年次から自身の人生のキャリアについて深く考え、社会人から話を聞ける機会は学生にとって、貴重な時間となりました。受講生と同じ学年である私にとっても、非常に勉強になる授業内容で、早くから自身のキャリアについて考え、後悔のないキャリアを形成したいと思いました。

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