【経営学部】伊吹ゼミ14期生が啓明商事株式会社 社長 野瀬氏に最終報告を行いました

2024.01.31

経営学部伊吹ゼミ3年次生は、企業から提供していただいた課題を学生の視点から解決に取り組む活動を行っています。伊吹ゼミ14期生は、老舗呉服問屋である啓明商事株式会社から提供していただいた「ハレの日における着物着用者増加施策の検討」の課題を解決するために約1年間活動してきました。

今回の最終成果報告会では、対象の設定から課題解決のための実証実験の結果と今後の展開について発表しました。まず、着物に関するイメージについて、ゼミで実施したインタビューやアンケート結果から「環境的要因によって、着物着用に対する心理的ハードルが下がる」「継続的に着物を着用している人は着物に意味的価値を見出している」という仮説を立てました。この仮説に基づき、「帰り道 寄り道 着物みち ~いつもの帰り道を非日常に~」と題し、京都産業大学生を対象とした放課後着物バスツアーを開催しました。最終成果報告会ではそのイベントの内容、参加者の意識の変化、イベントの課題や改善点、そして今後の展望について報告しました。

啓明商事株式会社 社長の野瀬氏からは「この活動を通してゼミ生が達成感を感じたり、着物への関心を持ってくれたりしたことが非常にうれしい」というお言葉をいただきました。また、課題解決に関しては「『継続して着物を着てみたい』という感想が参加者の半数の方から出たことや、多くの方が『着物を着るだけで和を感じる』という感想を抱かれたことにはとても驚いた。これらのポイントに何か手段を加えれば、今後の展望につなげられると感じた」と期待を持っていただきました。

今回の施策が「ハレの日における着物着用者の増加」の入り口となり、着物を着るという日本独自の文化が継承される機会になることを願っています。

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