学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。

今回は、アメリカのノースカロライナ大学グリーンズボロー校に交換留学中の、国際関係学部3年次 富口 苑珠さんに話を聞きました。

大学入学当初から留学に行きたいと考えており、大学2年生のとき短期留学に挑戦しました。そこで、実際に英語を使ってみて、元々興味を持っていた国際ビジネスを海外で学びたいという思いが強くなり、長期留学を決めました。その中で、ノースカロライナ大学は経済大国であるアメリカにあり、かつビジネススクールがあったため、興味のあることを学べると思い選びました。

2023年8月7日	現地到着
8月8日	オリエンテーション
8月15日	Fall Semester開始
10月7日〜10日	Fall Break
11月22日～26日	Thanksgiving Break ※アメリカ合衆国やカナダなどで家族や親戚が集まり 伝統的な料理を食べ、日々の生活に感謝しあう祝日です。
12月1日～7日	期末試験
12月29日	Fall Semester終了

国際ビジネス・経済系の科目を3つとライティングの授業を履修していました。授業は、リーディングやエッセイ、プレゼンテーションがあり、特にリーディング課題は大変でしたが、徐々にリーディング力が向上していることを実感しました。授業中は、生徒たちが積極的に発言やディスカッションをしており、活気がありました。また、どの先生もすごく優しく、分からないことは親身に教えてくださいました。
Introduction to Global Studiesという科目では、歴史から貿易や経済の流れを学びました。この授業の中で、コスタリカから来たルームメイトにインタビューをする機会がありました。彼女と話す中で、同じアメリカに対して全く異なる捉え方や考えを持っていることを知り、お互いの文化を共有することができて、とても楽しい時間でした。さまざまな視点から国際問題を学ぶことができたので、今後、国際ビジネスを学ぶ際もそれらの複眼的な視点を生かしたいと思います。

色々な人と関わり価値観を広げたいと思い、積極的にボランティアやクラブ活動に参加したことです。実際、現地のボランティアにも参加してみて、多くの地元の方々が大学のイベントに訪れており、大学と地域の密接な関わりがあることを実感しました。また、Japanese Club（日本に興味のある学生が集まり、日本の文化を共有したり日本語を勉強するClub）に参加した際には、日本での経験やアメリカについての文化を共有しました。現地の学生が日本について私よりも詳しいのではないかと思うほど、日本に興味を持ってくれていて、驚きとともに嬉しさを感じました。これらの交流を通して、日本のことを発信する機会が増え、他国のことだけでなく、日本についての理解も深められたと思っています。

とにかく学校主催のイベントが多かったことです。新学期が始まる前の1週間は、ほとんど毎日何かしらのイベントが開催されていました。無料でご飯を提供してくれる機会も多くあり、留学生としてとてもありがたかったです。そのイベントは多くの学生が参加するため、他学部の学生や他学年の学生と出会える絶好の機会でした。実際、気の合う友人と出会い、色々な場所に連れて行ってくれました。そこで、実感したことはアメリカが想像以上に大きかったことです。広いため移動が大変なこともありましたが、広大な自然には圧倒されました。

後半は、期末期間に向けプロジェクトやプレゼンテーションが始まるので、これまでの学びを生かし、持っている力を十分に発揮したいと思っています。特に、クラス内で発表する機会もあるので、今学期培ってきた英語力を存分に発揮できるよう頑張ります。また、ビジネスの授業では世界における日本の存在が私の想像以上に大きいことを実感しました。それとともに、日本についてまだまだ知識が不足しているなと感じたので、複眼的な視点を養う一方で、日本企業の知識も増やしていきたいと思っています。

私は、留学に行ってみて本当に行って良かったと思っています。もちろん大変なことはありましたが、それ以上に得られた経験は、これからも私の人生において大きな糧となると思います。また、留学先では様々な背景を持つ人と関わることができ、世界中に繋がりを持つことができました。残りの留学期間もチャンスを逃さないように全力で取り組みたいです。
アドバイスとしては、何か小さなこと一つでも目標を持つことです。目標を持つことで、行き詰まった際にもモチベーションになると思います。
留学には様々な不安が伴うかもしれませんが、やってみなきゃ分からないこともたくさんあるので、とりあえずやってみることをおすすめします！