【国際関係学部】カナダ/トンプソンリバーズ大学に交換留学した3年次 竹本 逸美さんを取材しました!

2023.01.27

学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。

今回は、カナダのトンプソンリバーズ大学に交換留学し、先日帰国した国際関係学部3年次 竹本 逸美さんにお話を聞きました。

国際関係学部3年次 竹本 逸美さん(冬のカムループス)

留学を志したきっかけを教えてください。

大学入学前から交換留学に行きたいと考えていました。大学生活を海外で過ごし、他の留学生や現地の学生と一緒に学ぶことで、多様な考え方や視点を身につけたい、この思いが留学を志したきっかけです。しかし、コロナ禍で海外渡航が厳しい状況が続いていました。そのなか2年次に学部の海外フィールドリサーチでアメリカ・アリゾナ州を訪れ、海外での生活や現地大学の授業に対しての具体的なイメージを掴むことができました。この経験からさらに交換留学への思いは強くなりました。

なぜ留学先にトンプソンリバーズ大学を選びましたか?

理由は3つあります。

1つ目は、多文化を肌で感じながら豊かな自然に囲まれて勉強ができる留学先として最適な場所であると思ったからです。大学が位置するカムループスには、カナダの先住民族同化政策で導入された寄宿学校の跡地があることも、いろんな文化に触れたい私にとって魅力的でした。

2つ目は、国際関係学部の授業で学修したマイノリティーとの関わりや対応について、多文化主義を国の方針として掲げるカナダではどう扱っているかトンプソンリバーズ大学で学ぶことができると考えたことです。

3つ目は世界中から多数の留学生を受け入れているトンプソンリバーズ大学で授業を受けたり、アクティビティーに参加したりすることで日本では触れることができない価値観に出会いたいと思ったからです。

大学のアクティビティーでいった野外遊園地

実際に現地に行って思った事はありますか?

人々がお互いの文化や歴史を尊重し合う姿勢が印象に残っています。キャンパス内では度々たくさんのイベントが開催されます。そのどれもが私にとって馴染みのないものばかりで新鮮でした。特に印象に残っているイベントは「Orange Shirt Day」です。

「Orange Shirt Day」は、白人系ヨーロッパ人による先住民の同化政策により強制的に幼い子供たちが両親から引き離されて寄宿学校に入れられた歴史的出来事をはじめとする文化的ジェノサイドを忘れず、次世代に語り継ぐ目的で作られた祝日です。先住民にルーツのある学生をはじめ、留学生もみんな一緒になって先住民の人々とこの歴史について考える機会となり、素晴らしい経験となりました。

Orange Shirt Dayのキャンパスの様子(出典:https://www.instagram.com/p/CjJ5yiSrEYu/)

留学前と留学後ではイメージのギャップはありますか?

カナダといえば大雪。予想通り11月ごろから雪が降り始め、20~30ほど積もりました。寒さに耐えつつもキャンパス内で綺麗な雪景色を楽しめるのはカナダならではの体験だなと思いました。
ラタトゥイユ作りに挑戦

大学生活は授業や遊びで忙しくも楽しい留学生活を思い描いていましたが、意外にもゆっくりと毎日を過ごしていました。カムループスの雄大な自然に囲まれ気持ちも穏やかになり、天気が良い日は友達と散歩したり、寮で新しい料理にチャレンジしてみたりと日常生活の中で何か楽しみを見つける生活を送っていました。

そして、コロナ禍での留学だったので現地のコロナ対策が気になっていました。キャンパス内でマスクをしている人は少なく、規制は日本ほど厳しくない印象を受けました。

これから留学を考えているみなさんへアドバイスをお願いします。

申請書類や提出物の期限は注意して、計画的に余裕を持って準備することです。語学力は気にし過ぎず柔軟性を持って、留学できるように目標を持って取り組むのが良いと思います。

今後の抱負を教えてください。

今後は就職活動に向けて準備を進めています。今回の「留学で得た経験」と「学部での学び」を活かせるような仕事に就けるように取り組んでいきます。
ESLのクラスメイト
Thanksgiving Day(感謝祭)の日はルームメイトとディナーを作りました!
PAGE TOP