【文化学部】自然とアートの空間で、ホテルの建築と仕事を学ぶフィールドワークを実施!!

2023.05.02

文化学部京都文化学科 中野 宏幸教授のゼミは、4月23日、京都洛北のホテル「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」で、3年・4年次生合同のフィールドワークを行いました。この演習では、ゼミ活動に企業・行政や有識者とのワークショップを組み込み、実務にも接しながら観光文化に関する「学び」を深めています。今回は、ホテルコンシェルジェの澤村氏のご案内により、コロナにより環境が大きく変化する中、ホテルの業務、建築や芸術の思想、応接の対応を学びました。
ホテル内ゴールドルームにて 前列右から5人目がホテルコンシェルジェの澤村氏
ザ・プリンス 京都宝ヶ池は、自然に囲まれた洛北の地にあり、日本建築界に多くの業績を残した村野藤吾氏の基本設計により、1986年に開業されました。国立京都国際会館に隣接し、曲線を用いた意匠の下に自然を取り込む配慮がなされ、館内にも多くのアートの要素が盛り込まれています。国際会館とともに会議や晩餐会が開催などMICE(※)の場として、ゴルバチョフ元大統領やゴア元副大統領などが過去に訪問しています。
客室からの景観を観る学生
茶室
メインダイニングいと桜
澤村氏の説明を受ける学生
訪日外国人が増加・多様化し、またコロナの影響を受けて環境が大きく変化する中、多様な宗教の関係者が参加する晩餐会の開催などをはじめ、諸外国の文化・価値観に対する理解促進や複数言語を含めた応接の取り組みがなされています。
学生には、これからの時代の交流や観光に向け、実務の考え方や対応に接しつつ、さらに学びを深めてもらいたいと思います。
ゴールドルーム
曲線を活かしたホテルの内装
※)MICE 企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字で、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称。
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