【経済学部】「グローバル経済フィールドワークI」活動報告
2024.02.01
「グローバル経済フィールドワークⅠ」のメインプログラム「上海研修」と「本学での華東師範大学学生交流」を実施しました。
本講義は次のとおり構成されています。
- 経済や社会問題に関する基礎的な学習と英語によるプレゼンテーション
- 国際オンライン合同授業+国際合同チームによるAI関係のフィールド調査(京都と上海)
- 国際合同チームによるプレゼンテーション資料の作成と練習
- 海外の大学を訪問して行うプレゼンテーションおよびAI翻訳ツールを介して行うディスカッション
- 海外の大学生の訪問を受け入れて実施するワークショップと京都視察を通じた交流
上海研修(訪問先:華東師範大学)編[11月9日(木)〜13日(月)]
2019年度以来4年ぶりとなる念願の上海研修には、履修者12人(2年次生6人、3年次生5人、4年次生1人)が参加しました。
4月から取り組んできた論題「AIと観光、産業、社会」について3グループが英語で報告会を行い、現地の学生達とディスカッション等を行いました。
論題 | |
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第1グループ | “Overtourism and AI”「オーバーツーリズムへの日本の諸都市・京都の取組」 |
第2グループ | “AI and industry”「AI導入で、仕事はなくなるのか」 |
第3グループ | “AI×SOCIETY”「生成AIとディープラーニングの利点・短所・対応」 |
別日には、上海の経済センターにある三井住友海上火災保険(中国)有限公司を訪問し、中国経済の現状説明や介護施設へのAI応用に関する講義を受けました。
華東師範大学学生の案内で上海市内見学(南翔古鎮、豫園、南京路歩行者街、上海夜景等)を楽しみました。






本学での華東師範大学学生交流編[11月25日(土)~29日(水)]
華東師範大学の学生計21人(昨年度受講生含む)が来日し、本学にて英語で報告会を行いました。
第1グループ | Can AIGC boost tourists' willingness to travel? AIGCは観光客の観光意欲を高めるのでしょうか? (AIと観光) |
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第2グループ | Does intelligent ordering really enhance consumers' dining experience? AIGCは観光客の観光意欲を高めるのでしょうか? (AIと観光) |
第3グループ | “Face-off” online:Would you like to swap your face by AI? オンラインフェイスチェンジ:AIで顔を変える勇気はありますか?(AIと社会) |
社会見学として、京都府庁で歴史ある建造物の見学と府のIT技術との取り組みの説明をうけ、また建設業界で有名な株式会社竹中工務店の専門家の方から「建築×AI」の講義を受けました。
別日には、清水寺や伏見稲荷、嵐山などの京都市内を本学学生が留学生達を英語で案内しました。
最終日の夕方に、並楽館リブレにて交流夕食会を行い、交流を深めました。




担当教員コメントと履修学生の感想等
担当教員のコメント
- 春・秋学期の勉強の成果を報告会で立派に示し、上海の発展を自分の目で見て、みんな大いに成長したと思います。華東師範大学の皆さんを京都に迎えての5日間も充実、楽しかったですね。
履修学生の感想等
- このグローバル経済フィールドワークを通して短期間ではありますが、多くのことを学び、体験し自身を“成長”させることができました。より専門的な発表をするにあたっての内容構成や外国語での発表における“伝える”難しさがありました。また現地では、私自身海外が初めてだったので、目に映る人々や町並み、文化が真新しく楽しかったです。華東師範大学の学生と交流する際に思うように英語が伝わらず苦労しましたが、その分伝わった時は大変嬉しかったです。これらを踏まえて良い意味で大変であり、貴重な体験をすることができました。
- 中国の学生と英語にて、互いにプレゼンをするという経験はとても刺激となりました。
- 自分の目で見る中国というのは、日本で見る中国と違った一面を見られて、良かったです。
- 経済学の学習を深めることができました。また、普段の学校生活では体験できない活動がこのグローバル経済フィールドワークでできました。
- 上海の学生と言語の壁がありながらも、お互い理解し合おうと努力しながら交流することができて、よい経験になりました。