【経済学部】「地域活性化フィールドワークⅠ」活動報告(1)~キックオフ会議に参加しました~
2023.07.13

経済学部の専門教育科目として開講している「地域活性化フィールドワークⅠ」では、履修学生は2チームに分かれ、最終的に兵庫県たつの市が開催する「地方創生アイデアコンテスト」の舞台で市役所への地域活性化のための提言を行います。特にこの講義では、教室でのチーム内の議論を通じて政策を考えるだけでなく、実際にたつの市へ訪問し、フィールドワークを通じて課題発見とその解決策のヒントを得ていることが特徴だと言えます。フィールドワークでは、たつの市役所のご協力のもと、まち歩きをするだけでなく、地域の住民や企業、各種団体と質疑応答をする機会をいただき、たつの市内外での「生の声」を伺っています。4月29日(土)には、今年度第1回目のフィールドワークとして「キックオフ会議」に参加してきました。以下は、実際に参加した学生の声になります。
学生の声
- キックオフ会議では、たつの市の現状、取り組み、目標についてたつの市職員ORたつの市役所の方に説明していただきました。その中で印象深かったのは、過去にコンテストで提言された政策が実行されていることです。地域の政策にここまで影響を与えられる可能性がある機会は滅多にないため、良い経験になると感じました。現地視察では、バスでたつの市全体を回りました。特に印象深かったのは、播磨科学公園都市という場所です。ここは兵庫県企業庁によって作られた優れた景観と最新鋭の研究施設が並ぶ街です。しかし、計画人口2.5万人に対して、実際の区域人口は2千人以下と街づくりが上手く進まなかった場所でもあります。今回たつの市を訪問して、地域問題の解決の困難さを感じましたが、地域活性化に少しでも効果があるような提言ができるよう努めたいと思います。
- 現地視察前に行われたキックオフ会議でのお話の中で、たつの市の一部が人口減少により過疎地域に指定された現状の早期改善を望まれているということが分かりました。また、今後少子化等によりさらに人口が減るとともに老年人口の比率が高くなると予想されていること等も踏まえて、改善策を考えなければいけないということも分かりました。
たつの市役所企画課の方との視察中には、各地の問題点・今後の施設(土地)利用計画を教えていただき、僕たちの政策提言にも重要性があることを理解しました。
これから現地視察を複数回行い、コンテストテーマである、新時代にふさわしい『未来応援 住みたいまち たつの』を実現できる政策を提言したいと考えています。

