【経営学部】経営学関連の国内最大学会「組織学会」を本学で開催!

2023.07.14

経営学領域で国内最大の学会である「組織学会」の第61回研究発表大会が、2023年6月24・25日、京都産業大学にて盛大に開催されました。本学では2007年にも組織学会が開催されており、本学では今年は16年ぶりの開催でした。当日は、本学の学生が運営スタッフとして参加しました。

組織学会は、経営学を中心に経済学、社会学、心理学など社会科学分野の研究者で構成される国内最大の経営学関連の学会であり、会員数は現在2,100人を超えています。また、2004年に本学の篠原 健一経営学部長が、2021年に井口 衡准教授が同学会から「高宮賞」を授賞するなど、同学会では本学経営学部の教員が多く活躍しています。

研究発表大会としては新型コロナウイルス感染症の拡大後初めての対面開催であり、本学の並楽館にて懇親会も行われました。2日間の合計で420人超の参加者、81本の研究発表、220人超の懇親会と大変盛大に学会が開催され、また多くの方から好評を得た学会となりました。学会の関係者からはスタッフとして働いた学生に対して、当日やSNSなどで大学運営をねぎらい、賞賛する声が聞かれ、また学会事務局からは「皆さま、朗らかで爽やかな良い方々でした」と、お褒めの言葉をいただきました。

1日目の学生スタッフたち
本研究発表大会は、本学の実行委員会(具 承桓実行委員長、篠原 健一経営学部長、久保 亮一教授、福冨 言教授、森永 泰史教授、赤岡 広周准教授、井口 衡准教授、伊吹 勇亮准教授、舟津 昌平准教授 、シン ハヨン助教、須賀 涼太助教、新田 隆司助教の各教員、計12人)をはじめとする多数の経営学部教員、および経営学部の学生や大学院マネジメント研究科の大学院生ら学生スタッフによる、運営で行われました。実行委員長である具教授は、「学会当日の案内、受付、会場進行、懇親会の準備や進行などにおいて、学生諸君は、自らに課せられた仕事をこなすだけではなく、親切かつ積極的に行動していた。だからこそ大きなトラブルなくスムーズに学会が進行できた。また学生は、学会そのものにも興味津々であり、成長する場にもなったと思われる」と感想を述べました。
教員と学生スタッフ
特別セッションの様子:壇上左から、藤本氏、加登氏、具教授
初日の24日には、本学企画による特別セッションを設けました。「イノベーションの時代、 日本企業の方向性は大丈夫なのか?-異なる領域からのアプローチと研究者の課題-」と題し、藤本 隆宏名誉教授(早稲田大学ビジネス・ファイナンスセンター研究院教授、東京大学名誉教授;経営学/ものづくり経宮)および加登 豊名誉教授(同志社大学大学院 ビジネス研究科教授、神戸大学名誉教授;会計学/管理会計)の2人がご登壇され、司会を本学の具教授が担当しました。専門領域の異なる発表者によるディスカッションを通して、研究者や実務家といった多様なオーディエンスに対して示唆のあるイノベーティブな議論が展開されました。事前に数百部準備した資料が足りなくなるほど非常に多くの方が参加し、熱い議論が交わされ、非常に好評なセッションとなりました。
懇親会の様子
懇親会の司会を務める井口准教授

無事、盛大に組織学会を終えることができ、また参加者の内外からも高い評価と反響を得られたことは、本学経営学部のイメージや認知度の向上に繋がったことには間違いなく、大変喜ばしいことです。

(記事執筆:経営学部 具 承桓、編集:舟津 昌平)

サポートスタッフの経営学部生の感想

参加者の方が自身の研究を発表され、質疑応答では熱い議論を交わされてました。私もアルバイトとしてサポート業務を行いながら発表や議論を拝聴しましたが、各分野の専門家がお互いの知識や経験を共有し、学び合っている姿をみて、大変刺激を受けました。研究発表大会の発表内容は大学の授業で聞く話よりも専門的で一段と難しく、理解するのに時間がかかりましたが、授業で耳にしたことのある概念やフレーズを発表内容と照らし合わせながら聴くことでより理解を深めることができました。休憩時間では、学生同士が「ここの研究が面白そう」といった会話をしている姿も見られました。

大会終了後、私たちが活躍している姿をみた参加者の方々から「学生アルバイトの仕事ぶりは頼もしいものだった」などお褒めの言葉をいただき、とても嬉しかったです。サポートスタッフの依頼をいただいた際は「私に学会のサポートという大役が務まるのか」と、とても不安でしたが、経営学者の方々がどのようなお話をされるのかと興味が湧き、勇気を出して応募したことで貴重な経験をすることができました。

(記事執筆:経営学部3年次 林 芙羽子・大場 梨央)

研究発表大会では、総勢50人以上の本学学生がサポート業務にあたりました!
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