【生命科学部】「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」“SDGs×農業?地域調べて未来を考えてみよう”を開催しました

8月6日(土)に「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」という事業によるプログラム「SDGs×農業?地域調べて未来を考えてみよう」を開催しました。この事業は、日本学術振興会が科学研究費助成事業の支援により生まれた研究成果の社会還元や普及推進を目的に行うものです。

当日は、生命科学部 三瓶 由紀 准教授が講師となり、三瓶研究室に所属する産業生命科学科4年次生の5名がアシスタントを担当しました。参加した高校生10名は講義や大学周辺農地でのフィールド演習、パソコンを使用した演習等を通じ、大学の研究を体感しました。

私たちの日常生活に欠かせない農業生産物を生み出す農地は、都市にも多く残存しており、SDGsとも深く結びついています。農地や農業は、私たちの行動次第で、地域内資源循環という観点において、持続可能な地域の実現に大きな役割を果たしえるからです。

今回のプログラムでは、農地がどのような状況にあるか、現地で調べるフィールド演習と、そこで得られた結果をパソコンでGoogle Earthを使用して可視化するという演習を行いました。

午前のフィールド演習では、大学周辺の農地を来訪し、3班に分かれ、農地、道路、用排水路の3つについて現状把握と記録を行う作業を行いました。

午後のパソコンを使った演習では、Google Earthを使用して、午前中のフィールド演習で得た情報を、デジタル地図上に分かりやすく示す作業を行いました。さらに、過去の空中写真との比較を通じて、「農地がどのようなところで減少しているのか」、「この地域の農地は、今後どうなっていくと予想されるか」、「この地域で農地が農地として利用され続けるためには、どのような配慮が必要か」、「それらを考えるために、さらに必要となる情報は何か」をグループで話し合いました。

プログラム終了後、参加者には三瓶 准教授から修了証書が授与されました。参加者からは、「未来への想像が膨らんだ」「その場に行ってみないと分からないことを体感できた」等の声が寄せられました。

※本プログラムは、JSPS科研費 JP22HT0129の助成を受けたものです。

フィールド演習の様子
Google Earthを使用した演習の様子
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