【現代社会学部】鈴木ゼミ制作の三条大橋改修完成イメージのポスターが京都市営地下鉄駅・バス500台等に掲示

2022.12.02

現代社会学部 鈴木康久ゼミ(専門:水文化)は、「水がむすび、新たな価値を生み出す社会」をテーマに活動をしています。 三条大橋チームは、京都市橋りょう健全推進課から「企業版及び個人版のふるさと納税を利用した三条大橋への寄付制度の効果的な広報方法の調査、検討」という課題を受けて、三条大橋の認知度の向上を目指しています。その活動の一つとして昨年度に引き続き、三条大橋補修・修景事業の寄付を呼びかけるポスターを制作しました。2022年11月19日より、京都市営地下鉄の駅構内、京都市内を走る京阪系のバス会社4社の約500台の車内に掲示されています。

今年度のポスター(※昨年度:鈴木ゼミ生がデザインした三条大橋のポスターがバス等で掲出)は、約50年ぶりの改修工事が始まったことを受け、2024(令和6)年度のリニューアルを前面に打ち出したデザインとしました。防護柵に用いられる麻の葉模様を取り入れることにより、「みやびな京都の玄関口」のコンセプトを表現しました。また、三条大橋の伝統的な価値と和の雰囲気を少しでも感じてもらいたいという思いから、「2024」の文字をあえて漢数字表記にしています。

三条大橋は「天正十八年」(1590年)の文字が刻まれた擬宝珠が使用され、東海道五十三次の西の起点になるなど歴史的価値の高い橋です。橋は水害などによって流出し、その度に架け替えが行われてきました。前回の改修工事から約50年が経ち、高欄にひび割れが生じるなど老朽化が進んでいることから、高欄の取り替えと歩道等を整備する大規模な改修工事が行われています。この事業には約4億円が必要とされており、ふるさと納税を通じて寄付金を募集しています。三条大橋の歴史と魅力を次世代に継承させるために、皆さまのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
京都市営地下鉄の駅構内に掲示されたポスター
京都市橋りょう健全推進課の職員からポスターを受け取るゼミ生
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