【文化学部】上賀茂神社で子どもたちに伝統文化を継承するワークショップを開催

2022.10.21

文化学部専門教育科目「京都文化特殊演習」の受講生5名が10月1日(土)、一般社団法人心游舎(※)とともに子どもたちに日本文化を伝承するワークショップを上賀茂神社で開催しました。
彬子女王殿下によるご挨拶
6回目の開催となった今回は、講師に日本舞踏家・尾上流師範の尾上 京(おのえ みやこ)氏を招き、「心まで踊る日本舞踊」をテーマに実施しました。
正式参拝に向かう様子
正式参拝の様子
厳粛な雰囲気で行われた舞の奉納(尾上 京氏)
ワークショップ開始前に参加者全員で正式参拝を行った後、尾上氏による舞の奉納が執り行われました。ワークショップは庁屋で行われ、学生による日本舞踊に関するクイズコーナーを実施しました。クイズコーナーでは日本舞踊の所作や歴史についてたのしく学ぶことができました。
学生による日本舞踊に関するクイズコーナー
後半では、参加者全員で日本舞踊の立ち方、扇子の使い方などの基礎を練習した後、長唄「京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)」より、梅とさんさんの振り付けを練習しました。最後は学生と一緒に発表しました。
尾上氏によるレクチャー
学生による演舞
参加者に日本舞踊の振り付けをレクチャーする学生
発表の様子
手や足の動き、扇子の動きで、花が咲く様子や風にのって舞い散る花を表現していることなどの説明や学生のレクチャーを受けながら、子どもたちは短い時間で振り付けを覚え、最後は学生と一緒に発表しました。尾上氏から丁寧にレクチャーを受けていた子どもたちは、皆真剣な表情でしたが、振り付けが出来た時は笑顔がはじけていました。
参加者による記念撮影(写真撮影時のみマスクを外しています。)
彬子女王殿下と「京都文化特殊演習」履修生
※心游舎は、「日本の伝統文化が生き続けることができる土壌を形成したい」、そしてその核となる子どもたちに「本物の日本文化にふれる機会を提供したい」という、彬子女王殿下の思いに共鳴した有志一同で設立された団体。今回の企画は、彬子女王殿下が京都文化特殊演習の担当教員であることから、授業の一環として実施されました。
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