【経済学部】藤井ゼミが京都中央信用金庫とSDGs・ESG・脱炭素の取り組みと地域金融について意見交換を行いました

2022.08.23

藤井ゼミが京都中央信用金庫とSDGs・ESG・脱炭素の取り組みと地域金融について意見交換を行いました。

開催日時 2022年7月8日(金)10:00~11:15
開催場所 京都中央信用金庫本店(京都市下京区)
参加者 京都中央信用金庫
地域創生部地域創生課業務役 中井氏
経営企画部主計課業務役 内藤氏
戦略企画部戦略企画課業務役 上田氏
On Your Side事業部CSR推進課主任 増市氏
藤井ゼミナール
石田さん、井上さん、碇子さん、片岡さん、栗野さん、松村さん、仁木さん、
佐藤(和)さん、佐藤(拓)さん、漆﨑さん、依藤さん
集合写真の撮影時のみ、マスクを外しています。

意見交換の概要

藤井ゼミで用意した資料に基づき、①京都独自の「曼荼羅図」作成による「SDGs・ESG・脱炭素」の有効需要の案件の発掘、②京都市・京都府の地域循環共生圏づくりのロードマップ作成(環境省「脱炭素先行地域」)の提案について石田ゼミ長が説明を行いました。これに対して、京都中央信用金庫から「SDGsや脱炭素に関する取り組みを行政とも行いたいが、現実的にはコロナ禍もあって進展が困難であるなかで、当事者意識がなければ進まず、自分たちから声を上げることで当事者を動かすことが重要です。一方で、脱炭素の取り組みはコストが掛かるので、立て直しが必要な顧客の中小企業に取り入れることができるかが課題です。脱炭素化にあたって、サステナビリティ(持続可能性)に取り組む人材育成にも尽力しています。また、グリーンウォッシングにはAIの活用で見える化を進めていきます。」との丁寧な説明がありました。

京都中央信用金庫は、単に「SDGs・ESG・脱炭素」の旗振りをするのではなく、いち早く2021年12月に信用金庫業界で初めて経済産業省が定める「DX認定事業者」の認定を取得し、また2022年5月にはTCFDコンソーシアムに加盟するなど、率先して「SDGs・ESG・脱炭素」に取り組み、この分野でも地域金融のリーダーシップを果たしていることが分かりました。

参加者コメント

  • 意見交換会を通して、あらためて脱炭素化の問題は日本だけでなく世界で解決しなければ意味がないということを理解したと同時に、金融機関における取組みとしてできることから徐々に始めていくことが大切だと感じました。(石田さん)
  • 中小企業が脱炭素に取り組むための第一歩を踏み出すサポートをしている印象を受けました。(井上さん)
  • 脱炭素に関して、金融機関がどのような考え持ち、どのような取り組みを行っているのかを知ることができ、大変良い経験になりました。(碇子さん)
  • 企業側の脱炭素、SDGsへの姿勢が実際にどんなものか知れてとても有意義な時間でした。(片岡さん)
  • 脱炭素に本気で取り組んでいる方々の意見は、説得力があり納得する物ばかりで参考になりました。(松村さん)
  • 今回、企業訪問を行い、脱炭素に取り組むには一人ひとりの当事者意識がとても大事だと感じました。また、企業の取り組み方としては、職種ごとの知識を共有し、連携する為の距離感がとても大切であると考えました。(仁木さん)
  • 企業の方と意見交換をすることができ、大変貴重な経験をすることができました。(佐藤(和)さん)
  • 世界で起きている脱炭素の流れに何も考えずに乗っかるだけでは企業は生きていけないことが分かりました。(佐藤(拓)さん)
  • 今回の企業訪問を通して、脱炭素に対して個人個人が関心を持つことが大切であると感じました。(漆﨑さん)
  • 企業は先に自分の組織のことを考えるので、脱炭素を全力で考えることについて難しい面があることが分かりました。(依藤さん)
  • 今回の企業訪問では、自分たちで下調べをした内容と実際に訪問して伺ったお話の内容とのギャップを感じました。脱炭素化の取り組みについて、私たちを含めて全員がいかに当事者意識を持つかが重要だと考えます。(栗野)

(記録係:経済学部3年次 栗野)

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