【国際関係学部】卒論紹介Weekで先輩方の学びを見学しました!

2022.12.28

12月12日から16日まで、卒論紹介Weekが開催されました。この期間は、各ゼミから推薦された4年次生が、各自の卒論について、研究の背景、目的、概要を中心に報告しました。今回は、河原地ゼミ、川島ゼミ、三田ゼミの報告を見学しました。

(学生ライター 国際関係学部3年次 佐藤 美宇)

川端 邦聖さんの発表の様子
河原地ゼミからは、川端 邦聖さんが「各国における民間軍事会社の活動とその規制について」というテーマで発表しました。民間軍事会社とは、軍に軍事技術のサービスを提供する会社のことを指します。川端さんは、民間軍事会社は紛争介入など問題がある一方で、アメリカを中心に需要が高まってきていることに疑問を感じたことが卒論のきっかけだそうです。卒論では、民間軍事会社を含んだ戦争の健全化や日本の防衛環境との関係について明らかにしたいと話しておりました。報告会では、軍事会社が用いられる理由や世界における規制の現状についても解説されていました。
高岸 千陽さんの発表の様子
川島ゼミからは、高岸 千陽さんが「サードプレイスにおける会話分析:その場の関係性を構築するための会話とは」について報告しました。サードプレイスとは、家庭、職場、学校以外の居心地の良い空間のことをいいます。高岸さんは地域活性化に興味があり、活性化している地域では、サードプレイスが多く存在し、情報交換が行われていることを学んだことがきっかけでこの研究に取り組みました。卒論では、居心地のいい空間において、その場の関係性を構築するための会話の特徴について明らかにする予定です。現在明らかになった会話の特徴として、質疑応答以外のプラスアルファの情報交換やマルチタスク時の会話の緩さを、実際に会話分析を行ったビデオやデータを用いて説明しました。
森 琴海さんの発表の様子

最後に、三田ゼミの森 琴海さんが発表しました。森さんは、「国際協力ボランティア学生団体の活動と被支援者(仮)」というテーマで研究しています。自身が学生団体に所属しボランティア活動をしていた経験から、学生国際協力団体が満足する活動を行うために重要なものは何かを明らかにすることが研究目的です。研究するにあたり、学生にアンケートを実施し、活動する上での悩みや葛藤について調査したそうです。森さんは、支援する側とされる側が対等な関係を築くことが望ましい未来像と話していました。また、結論として、第三者からも認められる対等な関係を構築することが、学生団体だからこそできるボランティア活動の幅や可能性を広げていくと発表していました。

先輩方の発表は、とても勉強になりました。卒論というと、堅苦しいイメージがありましたが、自分の興味関心について研究することができることを知り、来年卒論を書くことが楽しみになりました。

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