【国際関係学部】日本英語模擬国連(JEMUN) 2022 Conferenceで国際関係学部生が大活躍!

2022.08.02

7月16日から18日までの3日間、近畿大学で開催されたJapan English Model United Nations (JEMUN)2022に、国際関係学部の学生11名が参加しました。3カ月にわたる調査、準備、練習を重ね、団体では「POSITIVE IMPACT AWARD」、個人では「OUTSTANDING POSITION PAPER AWARD」を受賞しました。
POSITIVE IMPACT AWARDを受賞!
以下は、参加した3名の学生の声です。

山地 涼介さん(国際関係学部4年次生)

模擬国連(MUN)は、本学のサークルの一つとしてKSUMUNという名で活動しています。模擬国連とは国連会議のシミュレーションで、参加者は各国の代表者として与えられた課題について議論をし、決議案を作ります。

7月16日から18日までの3日間、近畿大学で開催されたJapan English Model United Nations (JEMUN)に参加しました。全国から約200名、うち本学からは11名の学生が参加し、Addressing the Environmental and Social Issues Related to Fast Fashionというテーマのもと議論を行いました。

労働者の人権、水質汚染、ファッションごみ、持続可能なファッションにおける消費者の役割、という課題ごとの委員会が四つと、地域別委員会がそれぞれ設置され、各委員会のメンバーと共に意見を交わし、決議案の作成から修正までを行いました。そして、JEMUNにおいて京都産業大学は、全体でPOSITIVE IMPACT AWARDをいただきました。

準備から参加に至るまでに集めた豊富な情報資料、普段の授業から社会問題に目を向けていたこと、積極的な参加姿勢が評価につながったのではないかと自負しております。

ファストファッションについてプレゼンテーションをする様子

大西 花怜さん(国際関係学部1年次生)

近畿大学で行われる模擬国連にむけて5月から本格的にサークル活動を始めました。まずは自分が担当する国の人口、宗教、GDPなどの一般的な情報、そしてfast fashionについて深く調査し、調査結果を共有しあうためのプレゼンテーションをしました。

6月にはfashion wasteや長時間労働などfast fashion における問題について担当する国の視点に立って英語でディスカッションをしました。ディスカッションを通して様々な国の意見を知ることにつながり、自国ではどうなのだろうとさらに調査をすることができました。

本番に迫った7月では模擬国連で使うであろう英単語を使ってディスカッションをしたり、position paperという文書を書き進めたり、本番で行うプレゼンテーションの練習をしたりしました。特にposition paperの作成が大変でした。

自国の問題、政府が行っていること、自分の意見など時には非常に細かいことまで詳しく調べました。どうすれば解決につながるのだろうと自分の意見を明確にすることが1番大事なことだと考え慎重に作成しました。お互いに内容を共有しあいそれぞれがスピーチ・議論のベースとなる文書の作成に取り組みました。この練習や準備の期間を通して今まで全く知らなかった国のことをたくさん知ることができ自分が生まれ育った日本以外の国に親近感がもてたことと、普段なにげなく買っていたfast fashionの服について自分の意見を持って向き合うことができました。とても貴重な期間でした。

循環経済について説明する様子

吉馴 真汐さん(国際関係学部4年次生)

3日間の会議では、各日に議論する内容がまとめられており、スケジュールに沿って決議案の作成を行いました。

まず初日には、地域レベルでの意見の擦り合わせや抱えている問題を把握しあうことが求められ、地域ごとに各テーブルに集まり、話し合いを行ないました。2日目は決議案の作成に丸一日が当てられ、各地域の代表としてAからDまでの委員会に割り当てられ、抱えている問題や背景、事情の異なる代表者たちと議論を深めました。3日目には作成した決議案の修正をまとめ、ミーティングルームごとに最終的な決議案を提出しました。限られた時間の中で決議案を完成させることが求められ、事情の異なる諸外国の代表たち、同じ地域に属する国同士でのコミュニケーション、チームワークなど多様なスキルが求められていました。

3日間の会議を通じ、個人ではOUTSTANDING POSITION PAPER AWARDをいただきました。

事前に担当国の政治背景、国内事情に基づき、いかにファストファッションに関連する問題に取り組んでいるか、もしくは取り組んでいないのかをまとめ、position paperとして提出しました。今回担当したのは南米・ベネズエラで、Position paperではこの国の特徴からファストファッションはむしろベネズエラに必要だというファストファッションの問題に取り組もうとする国際社会の態度には反する内容をまとめました。

このような賞をいただけるとは期待していなかったので、選んでいただいたことにはとても驚いています。それと同時に自分の主張がうまく読み手に伝わったと感じ、国際関係学部での日々の課題の際に先生たちに教わった「論理的に書くことの重要性」が生かされたと感じます。

受賞おめでとうございます!
PAGE TOP