【国際関係学部】植原ゼミが島津製作所を訪問し学生による海外展開の新規事業案の提案を行いました!
2022.07.25

7月13日(水)「研究演習Ⅰ・Ⅲ」(担当:植原行洋教授)において、株式会社島津製作所様の京都本社を訪問し、学生のプレゼンテーション及び国際ビジネスに関する議論を行いました。
(国際関係学部3年次 越智 慎之助)
実際の医療現場で使用されている医用機器の見学や、島津製作所の歴史や海外展開状況などを学習しました。同社独自の医用機器の性能や使用方法などの詳しい説明を受けることで、競合他社との差別化方法や競争優位性の実現方法などのお話を伺うことができました。

学生発表では、「日本とアジア市場の高齢化に対して島津製作所様の医用機器で健康寿命を延ばすには」というテーマに、4チームに分かれて対面やオンラインで参加いただいた社員様に対してプレゼンテーションを行いました。進出先国の選定や販売を行う医用機器の選択など、資料やデータを用いて具体的な提案を行いました。「提案の根拠やデータなどがよく記載されており、説得力がある」とご好評を頂いた一方で、「今の製品の価格帯では、現地での販売は難しい。価格帯を見直したプランが必要である」という指摘もいただきました。


特に印象に残っている点は、「大切なのは、製品の販売に加えて、独自のアフターサービスを提供すること」ということです。また、「自社の製品を通して、“どのように社会に貢献して、社会問題を解決するか”を考える必要があり、ビジネスと社会貢献の両立を実現することが、企業経営の軸となる」ことを学習しました。
今回の訪問は、「科学技術で社会に貢献する」という社是を掲げる島津製作所様の経営に触れることで、私自身の将来の職業選択や働き方などを考える良い機会となりました。また、人の健康維持や病気の早期発見・治療・アフターケアを担う医用機器の製造・販売を行う島津製作所様のように、企業の活動を通して社会に貢献する大切さを学びました。