コロナ禍が始まって以降、学生たちは、一生懸命頑張っているドイツ語学習の成果を現地で試す機会を得ることができない状況が続いています。この状況でも、ドイツ語圏へ出発できるその日を見据えて、これまでHPでも紹介してきた「今日本でしておくべき準備」をコツコツと積み重ねている学生も決して少なくありません。

今後も警戒を緩めることはできない状況ではありますが、京都産業大学は留学して自分の実力を発展させたいと願う学生の熱い思いをなんとかして叶えることができないかと考え、慎重に検討を重ねてきました。そして、少しずつではありますが、挑戦していく道を選択したのです。

留学制度の再開にあたり、外国語学部としては「小さな第一歩」をまず踏み出し、学部生全員を対象とした説明会を開催しました。その後、ドイツ語専攻でも、「ドイツ語専攻留学説明会」を4月13日(水)に開催しました。コロナ禍になってから、約2年ぶりの説明会でしたが、学部生全体の説明会への参加人数とあわせると、学生たちの参加は数十名に上り、関心の高さが伺えました。

まだまだ先の見通せない状況であるため、学生の安全を最優先に考えながら一歩一歩慎重に前進していかなければなりません。学生たち自身もこれまで以上に身を引き締めて準備を進めていくことになります。

ドイツ語専攻のHPでは、留学関係の情報を多数公開しています。これまで留学した学生たちの「留学体験記録」も掲載していますので是非ご覧ください。

また、「京都産業大学海外留学ハンドブック」では、ドイツ語学科(現：ヨーロッパ言語学科ドイツ語専攻)の卒業生インタビュー(P.18-21)もご覧いただけます。

学生たちが安全で、安心して有意義な留学生活をドイツで送れることをドイツ語専攻の教員一同、心より願っています。