メディア・コミュニケーション専攻外国語学部 ヨーロッパ言語学科
メディア・コミュニケーション専攻

外国語学部 ヨーロッパ言語学科メディア・
コミュニケーション専攻
Majors in Media Communication

言語を通じて世界を深く知り、メディアで発信する力を磨く

皆さんは普段どのような「メディア」を使用していますか。私たちの大部分が新聞、雑誌、テレビやラジオなどのマスメディア、映画などのエンタテイメントメディア、DVDなどのパッケージメディア、LINEに代表されるメッセージングアプリ、InstagramやThreads、X(旧Twitter)などのSNS、YouTubeに代表される動画投稿サービス、Chat GPTをはじめとした生成AI、この他インターネットの普及と一般化から生まれた無数のWEB系メディアなどに囲まれて生活しているはずです。
では、質問です。

  • これら「メディア」という器は、どのように形作られているのでしょうか?
  • そして、器のとしての「メディア」に盛り込むのにふさわしい中身とは、どのようなものなのでしょうか?

専攻の特長

専攻の特長

Point01メディア表現ができる社会課題解決

メディア表現ができる社会課題解決

メディア表現の歴史は、技術発展の歴史と密接に結びついています。我々人類は「より便利に」「より豊かに」なるために様々な技術を発展させてきました。1、2年次は今のメディア表現へとつながる基礎的な情報(歴史や文化、技術理論など)を学びます。
例えば、映像とは何か?を学ぶ回では、「フェナキスティスコープ」をデザイン製作し、実際に使用する実験で、人間の眼や脳による映像の認識機能について体験的に学びます。
この他にも豊かな文章表現につなげる基礎的なライティング技術の習得や音響技術の基礎の習得などを行い、3年次以降のメディアの学びへとつなげます。

Point02Real and Professional

Real and Professional

SNSをはじめとしたWebサービスの一般化はメディアをより身近なものに変え、誰もが情報発信者になりえる環境を実現しました。そして、玉石混淆の情報が氾濫している今、正しい情報を正しく伝える不偏不党な情報発信者の存在が重要となっています。
メディア・コミュニケーション専攻では、実際に取材活動を通じて自分の眼でRealを捉え、Professionalに発信する学びの機会を重視しています。

4年間の学び

右手に語学、左手にメディア。2つの強みを手に入れる

1年次5つのヨーロッパ言語 メディアの基礎知識
5つのヨーロッパ言語 メディアの基礎知識

メディア・コミュニケーション専攻の学生もヨーロッパ言語学科の他専攻の学生と同様に、5つのヨーロッパ言語(ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・ロシア語)から1つを選択し、2年生までの間、語学習得に努めます。

一方、メディア・コミュニケーション専攻独自の科目として、情報リテラシーではPCの取り扱いについてや代表的なアプリケーションの使い方を学習したり、技術史を中心としたメディアの歴史を学びます。

秋学期には基礎的なWebプログラミングやオーディオ編集アプリケーションの使用方法を学び、同期の仲間と協力しながら作品作りを行います。

これらの学びは2年生以降のメディア・コミュニケーション専攻での学習で必要となるベーシックなスキルと知識です。

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2年次言語とメディアを深める
言語とメディアを深める

ヨーロッパ言語、メディア系科目ともに1年次の学習をより深めていきます。実技系の科目ではフロントエンドエンジニアリングに必要なプログラミングスキルを学びます。理論系の科目では「国際ジャーナリズム論」「メディアと社会」「Journalistic Writing-Basics」などのメディアを通して現代社会を捉える眼を養う学習に主眼が置かれます。

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3年次スキルを学び、ゼミで社会に還元する
スキルを学び、ゼミで社会に還元する

3年生からはゼミの選択が可能です。メディア・コミュニケーション専攻のゼミは音響、映像・WEBテクノロジー、ジャーナリズム、COILといわれるオンラインで海外の大学との国際協働など多彩な内容になっています。すべてのゼミは当該分野においてプロフェッショナルとして活動した経験を持つ教員が受け持ち、学生ともに活動しています。

ゼミや専門セミナーで学んだスキルや知識を活用・実践する機会として、地方公共団体などから提示される社会課題解決に取り組んだり、ラジオ番組を制作し放送するなど、自らの学びを社会に還元する活動を行います。

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4年次学びの成果を論文や作品にまとめて発表

4年生では、1年間かけて音響・映像・WEB作品などの作品や地域活性化やジェンダー問題など様々なテーマ研究に取り組んだ論文を作成を行います。毎年1月には、これまでの学びの成果を論文や作品にまとめて発表する「メディア・コミュニケーション専攻 卒業論文・卒業制作発表会」を行います。

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卒業後2つの強みを活かして生きる

映像製作やWEB製作などのプロダクション業務、広告会社やイベント製作会社などでプロデュース業務、一般企業で広報・宣伝などの営業・マーケティング業務など、どのような職種に就いてもメディアに関連する事柄は必須です。

さらに外国語ができれば、その機会は世界中に広がります。

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カリキュラム

メディア・コミュニケーション・
インターンシップ
時事問題研究 映像制作・映像編集
実際にマスメディア企業で働くこととは?という疑問を実体験を通じて解決する科目です。
テレビ局、WEB制作会社、広告会社などでの実務体験を経験します。マスメディア業界のプロフェッショナルな方々との業務経験が加速度的な成長を促す科目です。
現役のジャーナリストでもある教員の下で、メディア・コミュニケーション分野や、政治、経済、社会、文化、芸能・芸術に関わる問題など学生自身が自分の関心に沿って独自のテーマ設定を行い、論理的な発表と建設的な議論をできるようにためのトレーニングを行います。 映像はただ撮れば良いというものではありません。映像制作には様々な作業工程が存在ます。この科目ではプリ・プロダクション~ポスト・プロダクションまでの映像制作を一貫して行います。
映像を作るというプロセスをセオリーに沿って正しく理解することが基本です。

科目紹介

専攻○○語

ヨーロッパ言語学科の5言語(ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・ロシア語)から1言語を選択し履修します。
履修する言語の基礎を学び、総合的なコミュニケーション能力を段階的に身に付けていくための科目です。1年次春学期にI、同秋学期にII、2年次春学期にIII、同秋学期にIVと段階を追って内容が発展していきます。「会話」では専攻語の積極的なコミュニケーション能力を養成します。「総合」では専攻語の運用能力を総合的に向上させます。「構造」では文法をベースに専攻語の言語体系を学びます。

メディア・コミュニケーション学入門

メディア・コミュニケーションを4年間学んでいくために必要な入門的・基礎的知識を学びます。

情報リテラシー

専門領域の学修に必要な情報リテラシーの基礎を身に付けます。

専攻基幹科目

メディア・コミュニケーション学に関する専門領域の知識を学びます。

  • メディアと社会
  • 国際ジャーナリズム論
  • メディア・コミュニケーションの構造
  • ウェブ・パブリッシング
  • 実践ジャーナリズム論

英語で学ぶメディア・コミュニケーションの社会・文化

専攻語圏の社会や文化を英語で学ぶ科目「英語で学ぶメディア・コミュニケーションの社会」「英語で学ぶメディア・コミュニケーションの文化」を設置しています。英語と専攻語、日本語を統合する形で、異文化コミュニケーションのスキルや態度の発展を目指します。

特別英語

ヨーロッパ言語学科では、英語の運用能力の向上にも力を注いでおり、実践的な英語学習を副専攻と位置づけています。