中野ゼミ生が京野菜を使用したパン「切り干し大根おやき」を開発!

2021.02.22

京都市左京区一乗寺にあるリテールベーカリー「ルボンディー」と京都産業大学経営学部中野ゼミナール14期生6名(上田百音、岡田明日香、澤田佳穂、林口綾乃、松本芙美花、米沢颯真)が、京野菜を使用したパン「切り干し大根おやき」を共同開発し、販売しました。

このパンは季節のブランド京野菜である聖護院大根と金時人参を使用した切り干し大根を西京味噌味に味付けし、もちもちとした食感のパンで包んだ商品です。2月12日から28日の期間限定でルボンディーにて販売を行っています。

中野ゼミでは、グループ研究として、「サプライチェーンの視点からの商品開発」に取り組んでいます。魅力的な素材を探し(素材開発)、生産に関わる人・組織と流通・加工に関わる人・組織をつないで、製品のコンセプトを考えたり、調査、試作を行い(製品開発)、販売方法やプロモーションを考える(売り方開発)という一連のプロセスにトライしています。

今回の素材開発を行う際、日本人の1日の野菜平均摂取量が290gと、目標摂取量の350gに対して60g足りないことに着目しました。切り干し大根おやきの中には約60gもの野菜を入れることにこだわりました。この商品を提案することで、1日の摂取目標量に足りていない分の野菜を補うことと、京野菜の認知度を高めることを目指しています。

どの企業様もコロナ禍で大変お忙しく働いており、目的を反映したパンの商品化を行うことは困難かと諦めそうにもなりましたが、ゼミ生の努力と企業様の御協力によって1年間で商品化を実現することができました。この1年の活動で、課題発見後の調査の重要性や、企画詳細やプロセスを含めた商品化の難しさを身をもって実感するとともに、一連の流れを試行錯誤しながら乗り越えたことで大きな学びを得られたと感じました。

健康的な食生活を送るために、ぜひ一度ご賞味ください。
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