経営学部 森永 泰史 教授が昨今のビジネス界を席巻するポスト論理思考の正体に迫るべく新書を出版しました!

2020.12.15

経営学部 森永 泰史 教授が執筆した『デザイン、アート、イノベーション -経営学から見たデザイン思考、デザイン・ドリブン・イノベーション、アート思考、デザイン態度-』が間もなく同文舘出版から出版されます。

近年、従来型の論理思考の限界が叫ばれ、それに代わるデザインやアートの名を冠した様々な思考や概念が注目されるようになっています。その背景には、VUCA(Volatility=変動性、Uncertainty=不確実性、Complexity=複雑性、Ambiguity=曖昧性)が増大し、経営環境がきわめて予測困難な状況に直面しているという認識があります。つまり、現在は、これまでの延長線上にはない、非連続なビジネスモデルや製品・サービスを創造しなければならない時代であり、従来型の論理思考ではそれが難しいと考えられているのです。そして、それを乗り越えるべく登場してきたのが、デザインやアートの名を冠した様々な思考や概念です。それらは発想の飛躍を可能にし、予測困難な時代にも対処できるとして、2010年代以降、ビジネス界を席巻するようになりました。ただ、残念なことに、その種の思考や概念は登場以来、収斂に向かうことなく発散や拡張を繰り返してきたため、最近では “何でもあり”の状態に陥ってしまっています。

この本では経営学の視点からそれらを見直し、ポスト論理思考の正体に迫ろうと試みています。ご興味のある方は是非ご一読ください。学内書店でも販売予定です。

同文舘出版のリンク先:http://www.dobunkan.co.jp/books/detail/003142

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