現代社会学部学生が冊子『鴨川を伝える』を制作、フォーラムで発表

2020.12.14

現代社会学部の鈴木ゼミに所属する学生のうち、5人の学生が、水文化を研究する市民団体「カッパ研究会」と協働し、鴨川の歴史を紹介する冊子『鴨川を伝える』を制作しました。
この冊子では、昭和10年(1935年)に起こった京都大水害と、鴨川の情景を伝える明治・大正・昭和初期の絵葉書(写真)から、当時の人々の鴨川への想いを紹介する構成となっています。制作に携わった学生は、京都大水害を伝えている当時の新聞記事(京都日出新聞)をもとに、被害状況を紹介。今では想像もつかない鴨川の一面を伝えています。また、多くの絵葉書の中から、カッパ研究会のメンバーと「京都の人々と鴨川」の関係がより鮮明にわかる写真を選定し、それぞれにコメントを綴っています。
これら制作に携わった学生たちは、先人の時代から受け継いだ京都の人々と鴨川の関係を未来に継承すべく、「鴨川を未来へ」と題したメッセージを同冊子に掲載しています。
冊子の発刊に際しては、12月2日(水)に京都産業大学内で記者発表を行い、京都新聞等のメディアでも紹介されています。冊子の制作にあたっての成果は、12月5日(土)に京都学・歴彩館の大ホールで約150名の参加者を前に学生自ら発表することとなりました。今後、学生たちは、鈴木ゼミでの「三条大橋をPRする活動」にも取り組んでいくこととしており、その成果に、鈴木教授も期待しているそうです。
発表の様子1
発表の様子2
冊子「鴨川を伝える」紹介の様子
冊子「鴨川を伝える」
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