経済学部イケダゼミ生が『A Student Forum on the Social and Economic Effects of COVID-19 in Asia』と題するオンライン研究交流会を開催しました。

2020.12.09

12月2日(水)に京都産業大学経済学部のイケダゼミ生が『A Student Forum on the Social and Economic Effects of COVID-19 in Asia』と題するオンライン研究交流会を開催しました。この研究交流会にはフィリピン大学(経済学部経済史の授業、47名)、同志社大学(政策学部新見ゼミ、14名)京都産業大学(経済学部イケダゼミ、14名)の3校が参加しました。

現在、世界中が新型コロナウイルスによる危機に直面しています。このような状況の中で発展途上国だけでなく先進国では医療崩壊や雇用問題、企業の生産活動の停滞など様々な課題が深刻になりつつあります。

イケダゼミでは、こうした世界的な緊急課題を研究するために「Social and economic impact of COVID-19 in Asia」をテーマとして国内外の大学とオンラインによる研究交流会を行っています。

10月28日(水)には、交流会イベントの第一弾として、『ワークショップ・プレイベント』を実施しました。このイベントではフィリピン大学のアレリ・クラフト教授による医療経済学の視点から見た新型コロナウィルスの脅威に関する特別講義を聴講し、その後12月のワークショップに向けて、本学の学生がフィリピン大学、同志社大学の学生達とオンラインで意見交換を行いました。

今回のワークショップにおいてイケダゼミでは、新型コロナウィルスの影響による社会の大きな変化として「ボランティア活動実施の深刻な事態 」「国家の財政政策と給付金対策の課題 」「テレワークとデジタル格差」の3つのテーマについて研究を行い、発表をしました。また、発表後は他の2校の学生達と活発に意見交換を行い、これらの研究テーマについてさらに深く考察することができました。

また、11月に非常に大きな台風災害があったため、フィリピン大学の一部のインターネット接続が復旧していない地区の学生達は、事前に入念に準備した発表を録画して配信するという手段で当日を迎えていました。大変な状況下でのこのような意欲の高い取り組みに、本学の学生達も良い刺激を受けていました。

さらに同志社大学の新見ゼミの学生の発表も大変素晴らしく、英語を使って同じ日本の大学生と交流することでお互いに新たな改善点を見出す貴重な機会となりました。
本ゼミでは通常の研究活動に加えてこのような国内外の学生達との交流を通じて親睦を深め、英語を習得するといった国際交流の推進にも力を入れて取り組んでいます。

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