『社会派化粧品』著者の萩原健太郎氏がゼミ生と交流しました!

2020.11.18

2020年11月12日(木)の演習2の授業で、『社会派化粧品』の著者としても有名な萩原健太郎氏が佐々木ゼミ生と交流しました。萩原健太郎氏は文筆家であり、北欧家具、こけし、などの著書も多く出版していますが、今回は高校時代の同級生でもある(株)クレコス暮部達夫氏と偶然に再会したことから、全国各地を訪問しながらオーガニックコスメによる地域活性化の現状を調査し一冊の著書に纏めることになった。

演習2(2回生後期)では、地方で求めているものやコトをコスメで解決するという活動の中心である(株)クレコスとアルデバラン(株)の暮部社長の考え方をもとに、北海道から九州まで17の地域でユニークな社会起業家が地域資源を活用しながら独自のオーガニックコスメのブランドを立ち上げている過程を分析するという作業をしています。

その一環として、ゼミの時間に、こうしたオーガニックコスメのブランド発信を纏めて『社会派化粧品』という著書にまとめた萩原健太郎に参加してもらい、学生との意見交換をしてもらいました。まずゼミ生の二つのチームが、「暮部社長が全国を飛び回って地域資源を活用したコスメブランドを展開している理由は何か」「なぜコスメで地域活性化という動きが全国で雨後の竹の子のように生まれているのか」というテーマで話題提供を行なったあと、4チームに分かれて2つのテーマについてグループワークを行ないました。萩原さんにもグループワークに参加してもらい、学生とともに意見交換を行ないました。その後、4チームそれぞれがグループワークの過程と結果を報告し、萩原さんとの間での質疑応答も行なわれました。最後に萩原さんから社会派化粧品の今後の展望や課題について貴重な情報提供をしてもらいました。

ソーシャルビジネス、地域活性化、オーガニック化粧品、協働、持続可能性(久遠)などのキーワードが重要になるテーマですが、日頃書籍やネット上の情報をもとに社会派化粧品について報告しているゼミ生も、足で歩いて生の声を肌で感じながら著書に纏められた萩原さんの生きた言葉に共感することの多い時間でした。
 


ゼミ生とのグループワーク風景
著者を囲んでの討論写真
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