経済学部 野田 顕彦 准教授の研究が経済専門雑誌「週刊エコノミスト(毎日新聞出版)」で紹介されました。

2020.07.29

経済学部 野田 顕彦 准教授の研究が経済専門雑誌「週刊エコノミスト(毎日新聞出版)」において取り上げられました。

掲載URL https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20200721/se1/00m/020/014000c
雑誌誌名 週刊エコノミスト
出版社 毎日新聞出版
記事名 Adaptive Markets 適応的市場仮説 危機の時代の金融常識

概要

価格が利用可能な情報を常に「完全に反映」している市場を「効率的」と呼ぶ—2013年のノーベル経済学賞受賞者であるEugene Fama(シカゴ大学教授)による展望論文から50年、計量ファイナンス分野においては「市場における価格付けが効率的か否か」という効率的市場仮説を巡り数多くの論争が展開されてきました。こうした二項対立的な論争に対して、Andrew Lo(マサチューセッツ工科大学教授)は、進化生物学的見地から「市場における価格付けが効率的か否かは、通時的に変化する」という適応的市場仮説を提唱した上で、市場効率性の「度合い」を計測することを推奨しました。
野田准教授は、2010年以来継続的に適応的市場仮説の検証に取り組んでおり、様々な時代や国の金融資産市場における価格付けの効率性が時間を通じて変動していることを明らかにしてきました。こうした野田准教授の研究成果に対して、約100年もの長い歴史を持つ「週刊エコノミスト」において言及がなされたことは、極めて名誉なことであると考えられます。なお、適応的市場仮説に関する野田准教授の研究成果は、教員自身のホームページにおいて確認できます。

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