外国語学部ドイツ語専攻主催 卒業生による講演会を開催しました

2019.12.09

京都産業大学外国語学部は、2019年11月8日に日下部 あゆみさん(全日本空輸株式会社(ANA)客室乗務員、2014年ドイツ語学科卒)を講師に招き、卒業生講演会を開催しました。
日下部さんは、外国語学部ドイツ語学科(現・ヨーロッパ言語学科ドイツ語専攻)に入学され、ケルン大学への交換留学などを経験した後、全日本空輸株式会社に入社。これまでに国際線エコノミークラスのパーサー(クラスの責任者)、国内線のチーフパーサー(客室の全責任者)、国際線ビジネスクラスのパーサーの資格を取得。現在は、「Language Pin」(英語以外の言語に対応できることを証明するバッジ)取得のため、さらにドイツ語学習に励む日々を送っています。

「私の挑戦~外国語からCAへの道のり~」と題された講演では、ANAにおけるCAとしての日々の活動がまず紹介されました。業務の一日の流れ、研修・訓練、一か月のスケジュールといった話題は、実際に勤務している人からでなければ聞けないことで、沖縄・パリ・バンコクなど、国内外を縦横に飛び回って勤務する先輩の話に、学生たちも興味深そうに聞き入っていました。
後半では、ケルン大学への留学の経験、そして就職活動の実態とその重要性についてお話しいただきました。聴衆の多くを占めた一年次生は、今後に向けて有益な情報が得られたのではないかと思います。また、「一流企業に就職した雲の上のエリート」という目線でいた学生も少なくなかったことでしょうが、留学生の選考に一度選ばれなかったこと、そして失敗を恐れる気持ちを島先生のアドバイスなどで克服した経験などを率直にお話しくださったことなどで、より身近な存在として自分に引き付けながらお話を聞くことができた様子でした。
終了後は、CAをめざす学生からの質問に熱を込めて対応していた姿が印象的でした。また、後輩たちからの懇談の希望にも快く応じ、遅くまで残って親身になってアドバイスを送る姿には、よき先輩としての頼もしさに加え、貫禄すら感じられました。

なお、進路・就職支援センターのサイトには、日下部さんのインタビューが載っています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

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