10月29日に、株式会社松栄堂長岡京工場で学外実習を行いました。この実習は、京都文化学科で開講している「京都文化フィールド演習」（文化学部 雲岡 梓 准教授クラス）において、京都の伝統文化・伝統産業に直接触れる目的で行われました。

実習は工場見学に始まり、「香」の製造機械や製造過程を間近で見せていただきました。さらに受講生は、長岡京工場で製造されている複数の商品を手に取り、説明を受けるとともに香りを楽しみました。
その後、松栄堂調香師 藤本 悌志先生より世界の香り文化の中での日本の香り文化の位置付けや、日本の香の歴史についてのお話しをうかがいました。

続いて行われた線香の製作体験は、パウダー状になった5種類の原料を調合して粘土状にし、押し出し機によって棒線状に形成し、オリジナルの香りの線香を作成するというものでした。受講生は思い思いに原料を混ぜ合わせ、製作を楽しみました。