京都文化学科 下出 祐太郎ゼミ、お田植え祭に参加

2019.04.21

4月21日、京都文化学科 下出 祐太郎 教授のゼミ生(3回生18名、4回生1名)が、京丹後市大宮町周枳(すき)の大宮売(おおみやめ)神社の前の田んぼのお田植え祭に参加しました。北野天満宮の北野祭保存会と大宮売神社奉賛会が共同で実施したもので、収穫する米は、北野天満宮の秋祭りの瑞饋祭の奉仕者に宮弁当にして配るものです。
大宮売神社の祀神の一柱(ひとはしら:祀神の言い方)は宮中の八神のひと柱と同じと伝わり、在所の京丹後市大宮町周枳地区は、昔朝廷に献上していたお米の産地であったと伝わっています。北野天満宮の末社には周枳社があり大宮売神社と同じ神を祀っています。
この5月に元号がかわります。この年に行われる新嘗祭が大嘗祭として執り行われます。天皇が即位した年に行う特別な新嘗祭です。昔、その大嘗祭が行われていたのが関西では、北野天満宮の主基殿(すきでん:周枳殿)だったのです。
宮司の先導による大宮売神社本殿での正式参拝の後、大宮売神社前の田んぼに設けられた祭壇で豊作祈願をし、下出 祐太郎 教授もゼミを代表して玉串を奉納しました。
田んぼに入るという初めての経験をするゼミ生たちは、当初ためらいもありましたが、みんな素足になって横一列になって稲を植えていきました。泥に足をとられてこけそうになったり、泥だらけになりながらも、笑顔の体験でした。
その後、小野小町ゆかりの小野小町公園の小町の舎で、北野祭保存会と大宮売神社奉賛会の皆様と一緒に、楽しい直会(神事後に、神前に捧げた供物を分け合う儀式のこと)に参加し、有意義な学びの一日となりました。
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