教員紹介ヤスパゼン マルテ

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ヤスパゼン マルテJASPERSEN MALTE

外国語学部 ヨーロッパ言語学科 メディア・コミュニケーション専攻 教授

学位
判事補 (ゲオルグ・アウグスト・大学 ゲッティンゲン、ドイツ)
専門分野
音響方法論、アコースティック・メディアの美学、オーディオ作成

研究テーマ

研究は音響方法論とアコースティック・メディアの美学です。特別なフォーカスは芸術的な方法(言葉、音、音楽、静寂)を通じてアコースティック・メディアで あるリアリティーを描写すること。

担当科目

メディア・コミュニケーション専門セミナー(オーディオラボ)Ⅰ・Ⅱ
メディア・コミュニケーション専門セミナー(On Air‐ラジオ番組制作)Ⅰ・Ⅱ
情報リテラシーⅠ
Journalistic Writing-Basics Ⅰ・Ⅱ
ヨーロッパ言語研究演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ

プロフィール

ドイツのケルン生まれ、ゲオルグ・アウグスト・大学 ゲッティンゲンの法学部を卒業し、1989年から京都に在住しています。大学で教鞭を執るかたわら、ドイツ国営放送のシナリオ作家兼監督としての仕事をしています。これまでドキュメンタリー番組やラジオドラマ、展覧会用の音風景や音響・映像装置などを制作してきました。メディア・コミュニケーション専攻では、音響関係の研究を担っています。

学生へのメッセージ

物事に興味を持て
何事も自分で考えよ

メディア・コミュニケーション (音響)

音響分野で仕事をするとき、以下の3点を理解しておくと、役に立ちます。
まず、人間は音声信号を360度の範囲で認識できるということです。背後のものは目に見えなくても、耳には聞こえます。次に、音響にはイメージを喚起する力があります。あなたは聞こえるものに対し、あなた自身のイメージを形成することができます。3つ目は、音響は感覚的な経験を提供できるということです。つまり、あなたは可聴周波数を感じることができるのです。

ラジオについて言えば、今やニュース、天気、交通情報、音楽番組などのサービス情報を提供するといったことより、ずっと多くの意味を持っています。独立系のラジオ放送局は最近ますます、インターネットを膨大な情報提供の基盤として利用するようになっています。同時に、新技術は視聴者が積極的に参加できる新しい方法を提供し、伝統的なジャーナリズム形態に挑戦状を突きつけることにより、能動的な働き手としての放送局と受動的な受け手としての視聴者との関係を変えつつあります。

私の目標は、ラジオや音響分野が実際にどのように発展しているか、必要な情報を学生たちに提供することです。さらに、さまざまな形の作品制作と経験を通じて、学生たちのメディア能力や技術的なスキルを高めるための機会を提供します。音響方法論に関する研究を実際の仕事と結びつけることにより、学生たちはさまざまな音響構造(フィクション、ノンフィクション、CM、実験など)への理解を深め、新たに何かを生み出す創造的な方法を学ぶでしょう。

一般的なレベルとしては、私の目標は新しいアイデアへの好奇心、許容力、忍耐力の姿勢を鼓舞すること、そして学生たちが主体的に考え、異文化コミュニケーション能力を高め、責任感のある若きプロフェッショナルになるのを手助けすることです。


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