令和3年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「重点テーマ」

重点テーマ・目的・期待する効果等

(1)テーマ

学生の学習への取り組み状況の把握、及び遠隔授業の教育体制の整備

(2)目的

令和3年度は、対面授業と遠隔授業の併用になっており、こうした状況下で学部として注視すべきこととして、(1)新入生が学部の学びにスムーズに適合できているか、(2)学生は対面授業と遠隔授業の併用で実施される授業を通して十分に理解を深め、例年と同程度の学びの満足度を得ているかについてである。
そこで今年度は、新入生向けの専門導入科目(社会学入門AB、入門演習AB)、及び演習、及びプロジェクト演習を除く開講科目について学習成果実感調査を実施する。なお、一部の科目は、一昨年度、昨年度に実施していることから、これまでの状況との対比を試みることで、例年の状況との比較を試みる。
また、昨年度の調査では、成績不振の学生から「遠隔授業に対応できなかった」という意見が示されたことから、授業のオンライン化に伴う授業法についてディスカッション・研修の機会を設定する。

(3)期待する効果

本調査により新入生に対して学修指導やケアを行うための基礎的なデータを収集することができる。これらのデータは、秋学期の履修指導などに活かすことが期待できる点が第一の効果である。
また、演習、プロジェクト演習を除くすべての開講科目を対象とすることにより、対面授業、遠隔授業を併用した授業運営の現状を理解するうえでの貴重なデータとなることが期待される。また、昨年度までの調査結果との比較を通して、授業形態の違いによる学生の理解度・満足度等の差異についても明らかにすることができる。
加えて、情報ツール、及び学生の情報リテラシー教育に関するディスカッション・研修会を実施することで、遠隔授業であってもすべての学生が不自由なく授業に参加できる環境の整備につながることが期待される。
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