令和元年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「重点テーマ」

重点テーマ・目的・期待する効果等

(1)テーマ

展開科目における教育の質の保証確立

(2)目的

両学科ともに学科の専門性を学ぶ中核となる展開科目における受講生の理解度を確認し、専門教育のカリキュラムにおいて核となる科目の質の保証を確認する。

展開科目は、2年次及び3年次の学生が履修可能な科目であり、昨年度に調査対象とした基盤科目に比べ、より専門性が重視されることから、各担当教員については、事前・事後学習等への取組についても留意するよう、学部として共有意識を醸成する。また、展開科目は、現代社会学科では春学期に32科目、秋学期に30科目が開講されている。健康スポーツ社会学科では春学期に21科目が、秋学期に15科目が開講されており、年間通じてこれらの科目の中から、比較的受講者数が多い科目を抽出し検証を行い、学部生の専門教育への理解度及び取組状況を把握することを目的とする。
なお、学習成果実感調査については、受講生となる学生の負担も多くなることが予想されることから、実施科目数には改めて検討を重ね、調査目的が達成できる範囲で実施する。

(3)期待する効果

昨年度に実施した基盤科目の調査結果を参考として、基礎となる基盤科目と展開科目との関連性に留意しつつ、より高度かつ専門性が求められる展開科目における受講生の理解度を測ることにより、定期試験などの結果だけに依らず、その授業の難易度の適切性を検証することが可能となると期待している。
また、特に現代社会学科では、2年次から学生は地域、人間、メディア社会学の3コースに分属し、自身が所属するコースの展開科目を中心に履修していくことから、3コース毎の差異の有無が検証できることを期待している。
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