橋本 さな子さん(メキシコ/グァダラハラ大学)

ありふれた感想だけどこれからの自分を造っていく上で、
本当にイイ体験になったと思います。

2003年3月~2004年1月の10ヶ月間、メキシコのグァダラハラ市に留学しました。大学3回生をメキシコですごしたことになります。留学先にグァダラハラ市を選んだ理由は「自分を試してみたかったから」です。京産スペイン語専修からのメキシコへの留学先はメキシコシティーかグアナファトが主流。でも、私は「せっかくの機会、誰も行った事のない街に身をおいて、留学を通してゼロから自分に挑戦してみたい」と強く思っていました。グァダラハラを選んだのは正解だったと思います。都会すぎず、田舎すぎず、本当に暮らしやすい街でした。「留学体験記」として思い出を振り返れば、楽しい事、辛い事、ここには書き切れないほど、本当にたくさんありました。ステキな人にもたくさん出会い、ありふれた感想だけどこれからの自分を造っていく上で、本当にイイ体験になったと思います。

なぜこの留学を満足いくものにできたかと考えると、やはり「何を目標に留学しに来たか」「留学を通して何をしたいか」という事を自分に問いかけ、つらくなった時も「せっかく来たんだから」と言い聞かせ、思い描いた留学生活を現実のものにしようと行動し続けたからだと思います。「誰も行った事のない街で自分を試したかった」「やりたい事をやり切った」と生意気な事を言ったり、考えたりしていましたが、結局、他の都市に留学していた友人、現地で知り会った人や、日本で応援してくれた家族、友人、先生などの支えがあったからこそ「この留学は成功だった」と思えるのだと思います。そういう意味では、周りの人たちの真のあたたかさ、大切さに気づかせてももらえました。メキシコから帰ってしばらくは、やっぱりしんどいことも少なくなかったので「留学とかおすすめできるものじゃないなぁ」とも思いましたが、一年くらい経った今では、留学を考えておられる方がいるのなら「自分を見つめ直す」「何かに挑戦する」などの一つの手段として留学するのも一つのオススメの手段かな?と思います。自分なりに一生懸命やりとげたと思えたら、少しは自信も得られ、良い経験にできると思います!! ぜひ、目標を持って挑戦してみてください。

外国語学部 言語学科 スペイン語専修 橋本 さな子

PAGE TOP