山本 洋平さん(メキシコ/メキシコ国立自治大学)

僕は三回生のときにメキシコ国立自治大学に約10ヶ月留学していました。大学に入りスペイン語を2年間勉強し留学したのですが、留学当初は相手の言っていることが理解できず本当に苦労しました。それでもホームステイ先の方々が熱心に接してくれたり、語学学校の友人と共に勉強していくうちに徐々に会話にも慣れていくことができました。

メキシコでの生活は日本と様々な違いがあり、自分にとっては新鮮でした。食べ物は日本で食べたことのないメキシコ料理を毎日食べました。最初は口に合わなくてもいつの間にか好きになっていました。週末にはフィエスタというパーティが誰かの家で開かれ友達といっしょによく行っていました。メキシコ人は気さくで酒好きでそのフィエスタに行けばいつの間にか新しい友達ができるといった感じでした。

またメキシコは貧富の差がひどく、通りで物乞いする人や、小さな子供が働いている光景をよく見ました。このような人々に、まわりのメキシコ人たちは少量でもお金を与えていて、この国の人々は助けあっていきているんだなと感心させられました。

語学の勉強以外にはサッカーのチームに入ってよく体を動かしました。メキシコ人はサッカーが大好きで、公園に行けば、大人こども関係なくいつでもサッカーをしていました。そういうことに参加することによってメキシコ人の性格もよくわかったし、いつも新しい経験ができて楽しかったです。

そのほかメキシコのいろんな町に旅行によく行きました。旅行を重ねるにつれて自分の語学力が少しずつ向上しているのがわかりました。この前の旅行ではわからなかった言葉がわかるようになったり、そのうち一人でも知らない土地に行くことができるようになりました。

約10ヶ月間の留学でしたが、自分の語学力はまだまだつたないものです。しかし留学は語学だけを勉強するためのものではないと思います。留学して多くのメキシコ人や語学学校の外国人の友人をつくることができました。彼らといっしょに過ごし、彼らの考え方に刺激を受けたりして成長することができました。この10ヶ月間は自分にとってたくさんの人との出会いや多くの経験ができた非常に内容の濃い10ヶ月間だったように思います。

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