派遣留学から帰国した学生の体験記が届きました
(池田 彰悟さん ライプチヒ大学)

ライプツィヒ留学体験記

MünchenのOktoberfestにて
私は2015年3月から約一年間ドイツのライプツィヒに留学していました。かつて大学二年生の夏にフライブルクに短期留学をし、そのときドイツの文化や生活を大変気に入り、もっとドイツ語を勉強したいと感じたので、今度は長期の留学をしようと思い、ライプツィヒに留学することに決めました。
ドイツに着いて、入寮と授業までは比較的時間に余裕があったので、町の観光などをしていましたが、入寮してからはすぐに授業も始まり、また住民登録やビザの申請などの事務手続きをすぐにしなければいけなかったので、すごく忙しく大変だったことを覚えています。
授業はもちろんすべてドイツ語でした。はじめは先生の言っていることが聞き取れず、授業の内容を理解できていないこともあり、大変でした。宿題も毎日あるので、授業が終わった後は宿題をしなければいけないし、授業でわからなかった単語やわからなかったところを復習することなど、やることがいっぱいでした。しかし毎日授業に行って、毎日ドイツ語を聞いて耳が慣れていくことで、徐々に先生の言っていることも聞き取れるようになり、授業にもついていけるようになりました。
Inter DaF のクラスメート
ドイツの生活は、驚くことが多くありました。洗濯の際に洗濯物を取り出そうとしたら、洗濯機が開かなくなり、ハウスマイスターに連絡したのですが、来てくれたのが2日後でした。また朝学校に行くときに、ストライキのため時間になっても電車が来なかったときがありました。日本ではめったにない鉄道会社のストライキなど、初めてのときは驚きなどがあったのですが、留学の最後のほうではそのようなドイツの感じにもいつの間にか慣れていました。
もちろん勉強だけでなく、週末や休日には旅行に行きました。ドイツ国内だけでなく、スイスやチェコなど国外にも旅行に行きました。ドイツ国内は慣れてきたら大丈夫なのですが、国外に行くときはドイツとは治安など違いがあるので気を付けたほうがいいです。私がイタリアに行ったとき、電車のチケットに刻印するのを忘れていたので、罰金40ユーロを取られた苦い思いがあります。もし国外に旅行に行こうと思っているなら、事前にインターネットなどで情報収集をしっかりしていくことをおすすめします。
今回の留学は、語学力の向上だけでなく、初めて一人で国外に旅行したり普段できなことができて、いい経験になりました。私自身4年生での留学でしたので、いろいろ迷いはあったのですが、実際に留学して本当によかったと思います。貴重な体験ができ、充実した一年間でした。
ライプツィヒのクリスマスマーケット
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