「ドイツ語海外実習を振り返って」原田 龍二さん

私は2020年2月17日から3月12日の約3週間ドイツ語海外実習に参加しました。大学で1年間学んだドイツ語の実力をライプツィヒでさらに向上させるだけではなく、現地に行かなければ見ることのできない建築物を実際に見学したいと考えたからです。
今回は、その時に見学した、数々の素晴らしい建築物の中から特に私のお気に入りをいくつか選んで紹介したいと思います。
これは諸国民戦争記念碑と呼ばれるものです。1813年に当時ヨーロッパを支配していた皇帝ナポレオンをライプツィヒの戦いで破り、その勝利を記念して建てられました。第一次大戦以前の戦いとしては最大規模の戦いだということもあり、記念碑のある公園はかなり広大で、左の写真中央の建物は高さ約91mもあります。
右の写真からもわかる通り、この記念碑は中にも入れます。内部には四方に高さ約9mの腰掛けた石像があり、堂々とした見た目が印象的です。現地の方から聞いた話ですが、以前巨漢のアメリカ人実習生が来た際に、通路がとても狭いことから内部の見学を断念したことがあったそうです。私たちが行った際にそういった事は起きなかったですが、一般的な体型の私でもかなり窮屈に感じました。長く続く螺旋階段で屋上へ出ると辺りの景色を一望できます。

海外実習では、毎週土曜日にベルリンやドレスデンなどへ遠足に行くことができました。希望制でしたが、割安なうえに貴重な体験ができるので参加することをオススメします。
次に紹介する二枚の写真はドレスデンへ遠足に行った際に撮ったものです。
左はドレスデン城、右はツヴィンガー宮殿の写真です。ドレスデン城は聖母教会と並んで街の宣材写真などで使われることが多く、目にしたことがある方も多いと思います。私も現地へ行った時、「初めて来たけど見たことあるな」と思いました。実際に周りを歩いてみると、ファンタジーの世界に入ったかのような雰囲気を感じることができました。ツヴィンガー宮殿は中央に広大な庭園があり、その四方を宮殿が囲んだ造りをしています。ドレスデンで人気の観光スポットの一つということもあり、多くの観光客が訪れていました。内部の見学をしたかったのですが、あまりの観光客の列に残念ながら断念せざるを得ませんでした。
最後は遠足でベルリンへ行った時に訪れたベルリン大聖堂の外観と内部の写真です。ベルリン大聖堂の周辺は開けているので、比較的離れた場所からでもすぐに特徴的なドームを目にすることができます。遠くから見ても重厚感と存在感を感じることができ、周りと違ったオーラを放っていました。
派手さよりも厳格な雰囲気があった外観から一転し、内部は巨大なパイプオルガンや祭壇、豪華な装飾が一際目立っていて、とても神々しく感じました。それと同時に一言も話せないような厳かな雰囲気があり、神聖な場所だと肌で感じることができました。270段の階段を登るとドームの外に出ることができ、周りに背の高いビルも無いためベルリンの美しい街並みを一望できます。
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