「ライプツィヒで学んだこと」長谷川 卯乃さん

今回のドイツ海外実習では、とても充実した3週間を過ごすことができました。約1年半前、ドイツ語を勉強しようと決心した際には想像もできないようなことがこの3週間の日常でした。ここにはその中でも最も印象的だった2つを記したいと思います。
まず、ドイツでの私の食生活です。今回のプログラムでは、アパートメントホテルに5人グループで過ごしたので、日本でもまだ経験のない自炊を3週間続けることとなりました。グループのみんなで地元のスーパーに買い物に行って、野菜・果物の安さに驚きました。お肉や魚、そしてソーセージやハムは店員さんに自分の欲しいグラム数を伝え、取り分けてもらってからレジに持っていきます。私の拙いドイツ語が通じた時は、嬉しさを感じると同時に安心もしました。ライプツィヒのマルクト広場では、毎週火曜日と木曜日にたくさんの種類の食材を売りに来る業者でいっぱいになります。マルクト広場で売られている野菜や果物、ソーセージ、ハムはスーパーよりも安く、またまた驚きを隠せませんでした。夕食を毎日、10ユーロ以内で済ますことができていたため、たまにはご褒美にと外食もしました。ドイツにはドイツ料理はもちろん、アジア料理のレストラン、フランス料理のレストラン、イタリア料理のレストランなどたくさんのレストランがありました。中でもケバブを売っているお店が多く、ドイツ人のソウルフードになっているようです。どのレストランも料理の量がとても多く、食べきるのが大変でした。
次に、普段から自分がいかに周りから支えてもらっているかがよく分かりました。私にとって今回が初めてのシェアハウス経験になったのですが、一緒に暮らした5人は、性格はもちろん、今まで日本で過ごしていた時間の使い方も炊事洗濯の方法も異なるので、初めは苦労するかと不安が大きかったのですが、自然と役割分担のようなものが生まれていました。各自自分の役割を果たすことによってスムーズな毎日を過ごすことができました。そして、この3週間の中で最も周りに支えてもらっていると感じたのは、最後の3日間です。私は、帰国の3日前から体調を崩してしまい、たくさんの迷惑をかけてしまったのですが、皆の助けのおかげで無事帰国することができました。皆には感謝してもしきれません。
そんな私の今回のドイツ海外実習はとても充実した3週間になりました。現地のプログラムで学んだこと、現地で体験したこと、感じたことは、ひとつひとつを忘れずにこの先の勉強や生活に生かしていきます。
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