「ライプチヒでの海外実習を振り返って」浅田 直裕さん

この三週間のドイツ語海外実習ではドイツ、ライプチヒについて多くのことを学ぶことができた。授業ではドイツの音楽、地理についても学ぶことができた。音楽の授業ではドイツの国民的な音楽や、誕生日の時にうたう歌などを学ぶことができた。地理の授業ではどの町がどこに位置しているかなど、ドイツ語以外のことを楽しく学ぶことができた。ドイツではやっている音楽のジャンルやミュージシャンを知ることもできた。

ライプチヒには芸術、文化、食べ物などの独特な文化がある。この中でも特に音楽については多くのことを知ることができた。例えば、トーマス教会は授業でも見学することができたのだが、そこの子供たちが行っている合唱団についてのビデオを見ることができた。日本ではほとんど見る機会のない合唱団の歌は、とても興味深く、聞いていてこれまでの努力や経験がよくわかった。
その他にもライプチヒは多くの有名な音楽家を輩出しており、今回の海外実習ではバッハについて多く知ることができた。バッハミュージアムではバッハの生涯について、その家系、作った音楽など、一時間半の見学で多くを知ることができた。自分が思っていた以上にバッハ一族は大きく、権力も強かったことが分かった。さらに、バッハミュージアムにはバッハの肖像画や遺品など、貴重なものもたくさんあって、ドイツならではの経験をすることができた。自分はそれまで全くヨーロッパの音楽について興味がなかったけれど、今回の経験で少し興味がわいてきて、これからドイツ語と一緒に勉強できればいいなと思った。ただドイツ語を学ぶだけでなく、文化や習慣を合わせて学ぶことも大切だと思うので、さらにドイツについて勉強することが大切なのではないかなと今回の研修で再認識することができた。 音楽家についての知識だけでなく、実際に音楽に触れることもできた。ライプチヒ大学の前にあるコンサートホールではオーケストラを聞く機会があった。オーケストラは楽しみにしていたものの一つであったけれど、自分が想像している以上にすごくて驚いた。音も大きく、1つ1つはあれほど小さな楽器から迫力のある演奏ができることに感動した。

今回の研修で一番大きな経験は、やはりドイツで生活し、日本語を勉強している方たちと会話できたことだと思った。日本にいるときには現地の人と会話する機会がほとんどないが、逆にドイツにいる間は当然会話のなかで日本語を使える機会がなく、その状況がドイツ語学を習得することに良い影響があるのだと思った。 授業でもすべてがドイツ語で、始めは聞き取ることにも苦労したが、集中して聞くことで少しは聞く力が身についたのではないかと思う。

ベルリン、ドレスデンを訪れた際には博物館や教会に行った。特に教会には絵画やステンドグラスなど初めて見るものがたくさんあり、とても興味深かった。町の雰囲気もそれぞれの町で全く異なり、特にドレスデンの町は本当にきれいだった。授業でお世話になった先生も言っていたが、それぞれの地域に方言があり、もっとドイツ語ができるようになれば、方言についても勉強したいと思った。

今回の海外研修では、言語のほかにも貴重な体験ができてとてもよかった。非常に有意義な三週間になったので、この時間で学べたことや経験をいかして日本での勉強を頑張っていきたい。

ベルリンにあるベルリン大聖堂からとったものです。ベルリンが一望できとてもきれいでした。
夜のライプチヒを撮影したものです。日本ではほとんど見られないような建物が新鮮で、とても感動しました。
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