「ドイツ語海外実習 in Leipzig」太田 なつみさん

今回の海外実習で私たちのグループはドイツの食べ物と飲み物にテーマをおき実習に取り組みました。ドイツといえばソーセージとビールのイメージがありますが、その期待通り、日本の屋台のような感覚で焼きソーセージが売られ、大学近くのマーケットでは日本にはないような種類のソーセージが並べられていました。その種類の豊富さに驚き、感動しました。また、休日には昼からでもビールを片手に歩いている人を何人も見かけ、日本との文化の違いを感じました。
ライプツィヒ大学では、Inter-DaFという語学実習期間で、様々なアクティビティーを通してドイツ語を学びました。その中で最も印象に残っているのが街頭インタビューです。実際にライプツィヒに住んでいる方に自分たちだけでドイツ語でインタビューをしました。はじめは不安でなかなか声をかけられませんでしたが、声をかけてみると親切な方が多く、丁寧に答えてくださり人の温かさに触れることが出来ました。また、自分のドイツ語が相手に通じたときは喜びを感じ、自信につながりました。今まで学んできたことを活かせた場面だったと思います。それと同時に、折角答えていただいた回答をあまり聞き取ることが出来ず、リスニング力に課題を感じました。学校の先生だけでなく、地元の方の生の声を聞くことができ、とても良い経験になりました。
今回の海外実習を通して様々なことを学びましたが、私に最も影響を与えたのはライプツィヒ大学の日本語学科の方々です。彼らはお互いに話すときも日本語で会話し、間違いを恐れずに積極的に外国語を使っていました。それに対し、私は間違いを恐れ、彼らと話すときに日本語を使いました。日本でのドイツ語の授業でも積極的に発言せず、自信がなければ声が消えてしまいます。わからなければすぐに日本語を使い、横の人に頼ろうとします。ドイツにいても変わろうとしていない自分に気づき、そんな自分が情けなく思いました。その日からドイツ語への意識も変わり、ルームメイトともドイツ語で話すようになりました。もちろん文法も発音も間違いだらけで、辞書なしには会話は成り立ちませんでしたが、その話そうとする行為こそが重要なんだと気づきました。「何事もやってみる」、彼らに出会っていなければ大切なことに気づけていなかったと思います。
日本に戻ってきた今、この実習で学んだことを語学の勉強だけでなく、様々な場面で発揮していきたいです。また、何事も積極的に取り組み新しいことにどんどん挑戦していきます。

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